2025年度関東学生ラクロスリーグ第5戦戦評

平素より当部を応援していただき、誠にありがとうございます。
2025年9月27日に行われましたリーグ戦第5戦の試合結果をご報告申し上げます。
迎えた相手は横浜国立大学。既に予選ブロック1位通過を確定していたものの、FINAL4に向けて戦いの基盤を固めるべく、最終戦に相応しい緊張感をもって臨みました。
1Q
秋晴れの空の下で幕を開けた第5戦。今季安定したクロスワークを披露している#99 増成がボールを掬い上げ、慶應の攻撃から試合が始まります。序盤は主導権を握りたい慶應でしたが、相手ゴーリーにボールを奪われ、攻守が目まぐるしく入れ替わる展開となります。試合が動いたのは第1Q残り5分。#13 中西からのパスを受けた#9 大山が冷静にシュートを沈め、先制点を挙げます。スコアを1-0とした後も幾度となく慶應に攻撃の機会が訪れましたが決め切ることはできず、1点のリードを保ったまま第1Qが終了します。

2Q
点差を広げたい第2Qは、1Q終了間際に横国がホールディングのファールを取られ、慶應の30秒のエキストラマンオフェンスから始まります。開始僅か10秒後、#3 池田からクリース付近でパスを受けた#52 鈴木孝人がリーグ戦初得点を挙げ、スコアを2-0とします。再開後今季初出場の#63 水本のFOから慶應がボールを獲得。#42 細田が果敢にシュートを放つも惜しくも阻まれ守備に回る場面では、#51 福田崇斗が攻撃を防ぎ、#2 岩城がボールをカットするなど、着実に流れを保ちます。しかし開始9分後、パスミスから横国にボールが渡るとランシューを決められ、スコアは2-1に。切り替えたい慶應は#71 桐原がディフェンスを抜き放ちランシューを成功させ、3-1とします。ところが残り4分、相手のフィジカルの強さから放たれたシュートにより再び失点し、3-2の接戦に。流れを掴んで終えたい場面で、#4 福田天真がゴール前に飛んできたボールを逃さず素早くシュートを決め、4-2として2Qを終えます。

3Q
さらに差を広げたい第3Qは、Q間のクロスチェックで反則を取られ慶應のディフェンスから開始。横国はここぞとばかりにシュートを狙うも、#0 山田を筆頭に強固なフィジカルを誇るディフェンス陣が隙を与えません。#2 岩城がボールを奪うと素早くクリアを行い、オフェンスに繋げます。しかしその後は両者譲らず膠着状態に陥ります。曇り空が漂い始めたQラスト1分、均衡を破ったのはこの日2得点目を挙げた#52 鈴木孝人。裏から回り込み華麗にショットを沈め、スコアを5-2とし第3Qが終了します。

4Q
全勝で予選ブロックを締めくくりたい最終Q、更なる得点を狙います。開始4分後、横国のホールディングにより慶應のエキストラマンオフェンスに。裏にいた#47 浅尾からパスを受けた#9 大山がトップからスタンシューを放ち、この日2点目を決め6-2とします。続く#63 水本のFOでボールを得ると、#17 関根がロングスティックからのショットを狙うも惜しくも外れますが、再び慶應の攻撃が展開。勢いに乗る#9 大山が洗練されたロールで相手ディフェンスを翻弄し、素早いシュートで3点目を沈め、7-2とします。その数分後には、#5 峰岸から運ばれ#17 関根を経由し#52 鈴木孝人がゴール正面から丁寧に決め、3点目でスコアは8-2に。大差を広げます。ところがQラスト3分、隙を突かれトップからのシュートで8-3。さらに1分後にはクリース前に入り込まれ追加点を奪われ、8-4に。これ以上の失点を許さぬよう必死に守り切り、試合終了となりました。

試合結果
1Q 1-0
2Q 3-2
3Q 1-0
4Q 3-2
以上により慶應の勝利です。
1部Bブロックを全勝で制し1位通過を果たした我々が、次に迎えるのはAブロック2位の明治学院大学です。FINAL4において必勝を期すべき戦いであり、大会の行方を左右する山場の一つとなります。この結果に驕ることなく、更なる高みを目指して鍛錬を重ねてまいります。
今年度は学生日本一にとどまらず、社会人をも打ち破り、日本一の座を掴むべく、変わらぬご声援を賜りますようお願い申し上げます。