blog
試合戦評

2025年度関東学生ラクロスリーグ戦第4戦戦評

平素より当部を応援してくださり誠にありがとうございます。

2025年9月20日に行われました、リーグ戦第4戦の試合結果をご報告いたします。

これまで全ての試合を支配し続け、無傷の慶應。しかし3点差以上離されこの法政戦を敗北すると、一転してFINAL4への権利を失ってしまう条件から気の緩みはなく、緊張感を持って試合に臨みます。

1Q
どことなく不気味さを漂わせる曇天のもと、試合は#33 鈴木春海のフェイスオフでポゼッションを勝ち取り、慶應オフェンスから開始します。その後攻防は移り変わりますが開始7分、#4 福田天真のスピードに乗った1on1 から放たれたショットは、ゴールを突き破ろうかという勢いでネットに突き刺さり、スコアを1-0 とします。その勢いに乗った慶應は攻撃の手を全く緩めません。先制弾からわずか2分後、ボールは再び#4 福田天真へ。彼のフィードを受けた#31 佐藤がボールを受け振り向きざま一閃、ボールをネットに叩き込みスコアを2-0とします。その後は攻めこもれる時間も続きますが、#2 岩城を中心としたディフェンスが相手の得点を許さず、2点差のままで1Qを終えます。

2Q
続く2Qは、好調の1Qから一転、不穏な空気が流れます。今日初めてフェイスオフからポゼッションを失い、再開後は相手の猛攻に晒されます。ディフェンス陣は相手に絶対にゴールを割らせまいと献身的なプレーをし続けますが、開始6分、相手のシュートからこぼれ混戦になったところからうまく掬われそのまま失点。この日初めての失点でスコアを2-1と詰められます。残りの時間も引き続き、もう後がない相手の決死のオフェンスに飲まれ続ける時間帯が続きます。クオーター残り4分としたところで、相手のキレのある動きに置いていかれそのまま失点。2-2とあっけなく同点にされ、どことなく不穏な空気を纏いながら2Qは終了します。

3Q
流れを取り戻すべく気持ちを切り替えたい慶應は、クオーター始まりのフェイスオフの混戦からブレイクを作り出します。ブレイクからパスを受けた#3 池田は冷静にゴールにボールをおさめ、スコアかと思われましたがクリースバイオレーションにより得点は認められず、流れを引き寄せきれません。そんな中開始4分、またもや相手のキレのある1on1からついに恐れていたリードを許し、スコアを2-3とします。続くフェイスオフもポゼッションを奪われ、流れを完璧に持っていかれたと感じた矢先、やはり立ちはだかるのは守護神#2 岩城でした。相手のショットを素晴らしい反射速度で防ぎ、ディフェンスも必死のチェイスを勝ち取り攻撃に転じます。そのオフェンスから、#4 福田天真がまたもや豪快なショットを沈め、スコアを3-3とイーブンにします。その後は両者均衡した試合展開が続き、運命は4Qに託されました。

4Q
点を奪い試合を決定づけたい慶應ですが、4Qも序盤は試合展開が拮抗します。しかし、やはり試合を動かしたのは慶應でした。オフェンスの華麗なパス回しから入り込んでそのパスを受けたのは#31 佐藤。華麗とも言えるその得点で4-3と再びリードを奪います。その後も拮抗した試合展開が続きますが、試合時間を残り4分としたところで、#13 中西が相手ディフェンスの隙をつき5-3とします。このスコアで試合は安泰かと思われましたが直後2分、相手の意地の一点で5-4とまたもや追い詰められます。最後のフェイスオフも相手にポゼッションを奪われ、決死のディフェンスの時間を強いられます。しかしここで慶應は全く集中を切らさず、相手に得点を許しません。試合はそのまま終わり、5-4と難敵相手に厳しい試合を勝ち抜きました。

試合結果
1Q 2-0
2Q 0-2
3Q 1-1
4Q 2-1

よって、5-4で慶應の勝利です。

この試合を持って、慶應はBブロック1位を確定させ今後行われるFINAL4 へと駒を進めます。

これ以上厳しい戦いが予想されますが、引き続き熱いご声援の程よろしくお願いいたします。

PARTNER

共に情熱を燃やしてくださるパートナー様

OFFICIAL SNS

各種SNSでも最新情報を発信中