2025年度関東学生ラクロスリーグ第3戦戦評

平素より当部を応援してくださり誠にありがとうございます。
2025年8月30日に行われました、リーグ戦第3戦の試合結果をご報告いたします。
初戦、第2戦共に白星で飾った慶應。対するは立教大学、ホームグラウンドにて彼らを迎え撃ちます。

1Q
雲ひとつない晴天の中、試合は#33 鈴木春海のフェイスオフから始まります。ポゼッションを勝ち取り、オフェンスに繋げて流れを持ち込んでいきます。しかし、立教のディフェンスも固くなかなかスコアまで繋がりません。焦れた空気が続く中、ついに待望のスコアが決まります。我らが主将#3 池田が相手ディフェンスの隙をつき#4 福田天真へパス、そこから右手でゴール左下へと打ち込み、見事先制点を勝ち取り1ー0とします。完全に調子づいた慶應、周りの勢いに負けるまいと#70 山崎が見事なスコアを見せつけます。ディフェンスを置き去るダッチから強烈な右ランシューをゴールネットに突き刺し、リーグ戦初スコアを勝ち取り会場を大きく湧かせます。さらに#11 大類の意表を突くパスを受け取った#13 中西が落ち着いて決め切り3ー0まで点差を伸ばして1Qを終えます。
2Q
続く2Q、ここもフェイスオフから安定して勝ち切り、試合を有利に進めていきます。ファールから2マンダウンという危機的状況を迎えるも、#83 力石や#17 関根の体を張ったディフェンスが失点を許しません。余裕を持って守り切り、決定打を与えたい慶應。またもや試合を動かしたのは、#31 佐藤でした。彼の右手から放たれたまくりランシューは、U20日本代表での活躍を彷彿とさせます。更にダメ押しの追加点を奪ったのは#11 大類、パスだけでなくスコアも取れると言うかのように、相手のプレッシャーに揺るぎもせず落ち着いて決め5ー0とします。2Q最後のフェイスオフでは、#15 小池がリーグ戦初出場を飾り試合を盛り上げ、後半へと繋げていきます。


3Q
クロスチェックでアウトだったことにより、3分間のマンダウンから3Qを始めることになった慶應。このピンチに動揺したのか、ゴールネットを揺らされてしまい5ー1とされます。立教を勢いづかせたくない慶應ですが、なかなか攻撃まで繋げられません。しかしこれ以上の失点は許さないと#41 門井が体を張って守り切り、#29 中本も焦ることなく盤石な守備を展開します。そしてディフェンス陣の熱意を受け取った#3 池田が、内抜きからの見事なランシューを披露。6ー1とし、冷静に試合を進めていきます。更に負けていられるかと言うかのように、#13 中西が隙を突いた脅威の4人抜きスコアを見せつけ、慶應の圧倒的オフェンス力を誇示しながら3Qを7ー1で終えます。
4Q
運命の4Qでも慶應の勢いは止まりません。アメリカ帰りの#42 細田からの中パスに反応し、イギリス帰りの#31 佐藤が反転しながら焦ることなく流し込み8ー1とします。もう流れは決まったか。そう思うのもつかの間、勝負は決まっていないと立教の激しいオフェンスが展開され、止めきることができず失点を許し8ー2となります。冷や水を浴びせられるも、その程度では慶應の熱は冷めません。フェイスオフを勝ち切りオフェンスへと繋げていきます。残り時間はわずか。試合を決めきったのは#9 大山でした。綺麗なまくりランシューがゴールネットを揺らす音は、まるで復活の鐘を鳴らすかのように聞こえました。これで9ー2とした慶應。もうスコアは許さない、#21 桑原 #5 峰岸らが安定したディフェンスにより立教オフェンスを完封し、そのまま試合終了を告げるホイッスルが日吉に響きました。


試合結果
1Q 3-0
2Q 2-0
3Q 2-1
4Q 2-1
よって、9-2で慶應の勝利です。
この燃え滾るような暑さの中、それに負けぬ熱を持ち無事勝ち切る事が出来ました。ようやくfinal4への折り返し地点、昨年の全日での雪辱を晴らすべく、今後も邁進していきます。
引き続き熱いご声援の程よろしくお願いいたします。
