2025年度関東学生ラクロスリーグ戦第1戦戦評

平素より当部を応援してくださり誠にありがとうございます。
2025年7月5日に行われました、リーグ戦第1戦の試合結果をご報告いたします。
今年度リーグ開幕戦。対するは、春の最強決定戦で優勝を飾り絶好調の日本体育大学。奇しくも、2年前屈辱を味わった相手と同じ舞台、同じ会場となり、慶應にとって、大事な開幕戦というだけでなくリベンジを果たす絶好の機会となりました。

1Q
大きな歓声の下で幕を開けた第1Q。#33 鈴木ケン春海がポゼッション争いを制し、慶應ボールで試合は始まります。先制点を得るべく攻防が続く中、両者共に得点までは繋がりません。長引くディフェンスでは立て続けにゴールを狙われるも、#2 岩城による安定感のあるセーブが光ります。開始7分、ようやくOFにボールが渡りますが、パスが繋がらず再びボールは相手の元へ。その後もディフェンスが続きますが、冷静な守備でゴールを守ります。そして試合終了2分前、相手の鋭い一撃を#2 岩城が見事にシャットアウト。慶應のクリアが始まり、ボールはグラウンド中央、#17 関根の元へ。「守護神・岩城」コールが響き渡る中、関根の右手から放たれた正確なショットはハーフラインを超えてそのままゴールへと吸い込まれ、見事先制点を奪います。
2Q
第2Q、フェイスオフは#99 増成が難なく勝ち取り、このまま波に乗りたい慶應は果敢に攻撃を続けます。しかし#11 大類や#52 鈴木孝人らが素速いショットを放つものの、あと一歩得点には辿り着きません。一方同点弾を狙う相手のOFも攻撃を仕掛けますが、守護神#2 岩城がそれを許さず粘り強いディフェンスが続きます。両者が拮抗した攻防を展開するも、ゴールネットは静まり返ったまま。焦れる空気が会場を包む中、スコアは動かぬままハーフタイムを迎えます。


3Q
後半戦。#33 春海がポゼッションを勝ち取ると、膠着状態を破るかのように試合が動き始めます。#13 中西が華麗なロールで相手を交わすとゴール前で冷静に流し込みスコアは2-0。慶應にとって非常に大きい追加点をあげます。このまま点を積み重ねたい慶應でしたが、開始10分、ファウルにより人数不利の状態でのディフェンスが始まります。この隙をつき相手の切れ味鋭いショット。これに反応できず得点は2-1に。しかし1点差に迫られるも、慶應は試合の主導権を明け渡すことなく3Qを終え、決着は最終Qへと託されます。
4Q
全てが決まる第4Q。確実な勝利に向けて点差を広げたい慶應は、反撃の意思を燃やす相手の猛攻に対して冷静に対応し、相手の勢いを封じ込めます。一歩も譲らぬ両者の気迫が会場を包み込み、観客からの歓声はその熱気と緊迫感をさらに高めていきます。そして試合終了4分前、慶應にボールが渡ると、#13 中西が放った今試合2得点目を挙げる渾身のシュートがゴールに吸い込まれ、会場は割れんばかりの歓声に包まれます。途中慶應が人数不利の状態に陥るも、ゴールを守り続けるDF陣の奮闘の末、相手の得点を許さず試合終了のホイッスルが鳴り響きました。


試合結果
1Q 1-0
2Q 0-0
3Q 1-1
4Q 1-0
よって、3-1で慶應の勝利です。
見事に2年前の雪辱を晴らし、開幕戦を勝利で飾ることができました。しかし我々にとってここはあくまでも通過点です。この結果に慢心せず、日本一に向かって精進してまいります。
引き続き熱いご声援の程よろしくお願いいたします。


