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日記リレー

【日記リレー2025 vol.21】「雲外蒼天」 ~増田友翔(4年/経済学部/DF/#16/慶應義塾高等学校) ~

堀元からバトンを受け取りました、増田友翔です。

素敵な紹介文をありがとう。実は01の堀元は、その空白の2年間で本当に裏の世界で生きていました。今週末の育成決勝、絶対に勝ってください。死ぬ気で応援します。あと、スカしているわけではなく、人見知りで陰キャなだけです。

はじめに、平素より慶應義塾体育会ラクロス部を支えてくださっている関係者の皆様に心より御礼申し上げます。今後とも変わらぬご支援・ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。

そして、怪我をして「もうプレーできないかもしれない」と連絡をした際、すぐに様々な先生をご紹介くださった澤本さん、清さん、武川さんには、感謝してもしきれません。すぐに返信をいただいた時は、泣きそうなくらい嬉しかったです。結果は決して望んでいたものではないけれど、最後にピッチに立つことができました。本当にありがとうございました。

Final4で敗れた自分に、何か残せるものがあるのだろうかと思うと、なかなかWordを開く気になれず、締切日になってしまいました。あの日から、心に大きな穴が空いてしまったような感覚で、まだ何にも切り替えられていません。せっかくなので、感じたことを飾らず素直に書いてみようと思います。

負けたあの瞬間からずっと思っていたこと。それは慶應ラクロス部への大きな感謝です。

私はこの部活から本当に沢山のものを貰いました。最高で最低な同期、尊敬できる先輩方、仲良くしてくれる後輩たち、いつも一緒に戦ってくださった監督、コーチ、トレーナーの方々。そんな本当に素晴らしい人たちと一緒に目指すことが出来た、日本一。全日や早慶戦で見た景色は一生忘れません。この先の人生で絶対に超えることがない4年間を、この部活で過ごすことができました。この苦しい結末が待っているとわかっていても、私はもう一度この部活に入りたいです。

また、チームに対する忠誠心や、仲間のために走る大切さを教えてくれました。試合中決して1人で戦っているわけではなく、ベンチメンバー全員で勝利を目指す。スタンドからの想いを受け取り、責任を持って戦い抜く。その姿勢は、この先の社会人生活でも一番大切にしていきたいと思っています。

しかし、こんなにも多くのものをこの部活から貰ったのに、私はまだ何も返せていません。だからこそまずは、来年も再来年も、そしてその先も、観られる試合はすべて観に行き、心の底から応援しようと思います。必ず日本一を取り返して欲しい。本当に応援しています。

もう一つ、怪我をした時からずっと思っていたことを書きます。

私は4年生の8月に半月板を損傷しました。最初に診察してもらった病院では、「もう手術をするしかない。引退だ。」と言われてしまいました。その時、私は普段「自分が活躍することよりもチームが勝つことを大切にする」と口にしていたにもかかわらず、まだプレーすることを諦めきれずにいました。チームのことを後回しにして練習を休み、いくつもの病院を回り、どうにかして続けられる方法はないかと必死に探しました。結局私は、チームのことを第一に考えることができなかった。

しかし、そんな時に感じたのは、自らプレーすることを諦め、コーチになった同期の存在です。彼らは自らの想いを押し殺して、チームに尽くす選択をしてくれました。そして、日本一への想いを私たちに託してくれました。本当に尊敬しているし、心から感謝しています。だからこそ、なおさら彼らのためにも勝ちたかったです。

池田がスナチャで「2025年10月19日は絶対に忘れてはいけない。」と言っていました。

私たち4年生は引退で、このメンバーで二度とラクロスをすることはできません。毎日、会いたくなくても練習で会っていたのに、もう予定を合わせないとみんなに会えないことがとても寂しいです。アップ中のくだらない話、練習後のご飯決めジャンケン、生田練後の鳳凰閣、試合した後のハッチでの飲み会。少し考えただけで、くだらない思い出を沢山思い出せます。きっと、負けたことは一生引きずると思います。それでも、清さんが負けた直後のミーティングで言っていたように、また立ち上がり前を向いて頑張らないといけないと思います。もう二度とこんな想いをしないために、何か目標を決めて少しずつ頑張っていこうと思っています。社会人になったら何をしたいかはまだ決まっていませんが、とりあえず今は膝をしっかり治して、ラクロスを続ける同期、続けている先輩、続けていくであろう後輩、そして清さんや裕太さんと、いつかまた一緒にラクロスが出来たらいいなと思っています。

今の想いをただ綴っただけの文章を、ここまで読んでくださりありがとうございます。ここからは感謝コーナーです。

同期

本当にこの代で良かったと思っています。一生の友達ができました。離れ離れになっちゃうのは凄く寂しいけれど、定期的に鳳凰閣で集まりましょう。あと、上で書けなかったけどスタッフも本当に凄いなと、怪我をした時に思いました。勝利に直接関わることはできなくても、常に全力でサポートしてくれたみんなには、本当に感謝しています。みんなの分まで勝ちたかったです。とりあえず沖縄で死ぬほど遊ぼう。

関根

7年間本当にありがとう。ずっと意識しながら練習していました。1年生の時、関根が先にリーグ戦に出ていたのを見て、本当に焦ったのを覚えています。関根がいなかったら、ここまで頑張ることはできなかった。ありがとう。

叶大、志翔、山田

ディフェンス組織が4年生5人で、誰かがいなかったら心細かったです。ありがとう。今シーズンのベストゲームは、全員が活躍した開幕戦の日体戦だと思います。3日呼んでね。

後輩

本当に応援しています。特に沢山一緒にプレーした峰岸、中本、泰松、伊藤、岩城、西股、築地、力石、幹弥、祟斗、門井。今年沢山力を貸してくれてありがとう。来年絶対に応援行きます。天真もみんなと仲良くして頑張れ。

先輩

いつも話を聞いてくださり、本当にありがとうございます。一緒にラクロスをするのがとても楽しく、学年が上がるたびに毎年寂しかったです。

そして、たくまさんには本当に感謝しています。社会人になっても、会いたいです。退院したら、ご飯連れて行ってください!

清さん

2年間本当にありがとうございました。清さんには感謝してもしきれません。ラクロスのことは勿論、チームに対する向き合い方など、これからの人生で大切にしたいと思うことを学びました。まだまだお世話になりたいです。

裕太さん

今シーズン短い間でしたが本当にお世話になりました。ポジションは違うけれど、憧れであった慶應ラクロス部のレジェンドである裕太さんがコーチをしてくださるとなった時、凄く嬉しかったです。クロスアップは一生頭に入れておきます。

両親とおばあちゃん

何の不自由もなくスポーツを続けてこられたこと、本当にありがとう。最後の最後に大怪我をしてしまったけれど、それまでは怪我に悩まされることもほとんどなく比較的頑丈な体でした。おばあちゃんにとっての娯楽になっていたのが、嬉しかったよ。

次は、FOの増成ガジュマル琉之助です。彼は今シーズン春海と共に最強のペアでしたが、部員なら一度は聞いたことがあるあの噂は本当だというお茶目な一面もあります。この間飲みに行った時に、「誰にも言わないでね」と言われてこっそり教えてくれたので、本当です。そんな彼女が大好きな熱い彼が書く文章に期待です!よろしく!

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