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日記リレー

【日記リレー2025 vol.12】 「俯瞰」~関根瑠偉(4年/法学部政治学科/DF/#17/慶應義塾高等学校) ~

志翔からバトンを受けとりました、関根瑠偉です。

志翔とは2年生の時から仲が良く、試合後に宮前平の湯けむりに行ったり、バイト終わりに東京タワーまでドライブしたり、鳳凰閣泊まったり、、、フィールドでも中国産ガチムチオンボーラーの彼にはいつも助けられています。ですが、僕の紹介文、なんだか多方面に誤解生みそうのでやめましょう。

はじめに、平素より慶應義塾大学ラクロス部を支えてくださっている関係者の皆様。日頃より多大なるご支援・ご声援をいただきありがとうございます。

また本大会の運営に携わっている日本ラクロス協会や関係者の方々にも感謝申し上げます。

何人もの先輩の引退ブログを読んでいた自分が、もう書く側に回ってしまってなんだか引退も近いようで少し寂しい感じもしています。飾ったこと書こうとすると、加藤とかが「浅いっすね~」とぼやいてきそうなので自分のラクロス人生を振り返りながら、素直に思ったことを綴らせていただきます。

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7年前。高校入学のタイミングで、仲が良かった中学の同級生が体験に行くと聞いてついていった。多摩川の河川敷で初めてクロスを触ったあの日、運動音痴で全部のスポーツが中途半端に下手な僕は「これならできそう」と思った。家に帰って母と話した時、早起き無理だよーと言われ、そうだよなあ、、と思いつつも次の日には入部届を出していた。

入部して数か月後、先輩の試合の見学に行った際ロングを振り回す塩原さんに見惚れ、DFが得意だったこともあり、早々に「DFやりたいです!」とコーチに伝えた。お前はMFやなあと言われ、ユース練習に行ったときのコーチにも体格的にきついなあと言われながらも必死にもがいて2年生からスタメンでリーグ戦に出場し、3年生の時は大学のBチームの練習に混ぜてもらい、自分って上手い、そう思っていた。だが3年のリーグ戦で現Griの箱崎さん率いる神大に完敗。フィジカル、パス、アジリティ。全てが甘かったし、下手だった。

俺はこんなもんじゃない。

こんなんじゃ終われない。大学でもラクロスを続ける。負けたその日にはその選択肢しかなかった。

大学1年生

入学前は1年生からリーグ戦で活躍する自分を夢見ていたが、大半をBチームで過ごした。1度だけ呼んでもらったリーグ戦の機会でも、なにもできず、なんなら失点にも絡み危うい試合展開に持っていくパフォーマンス。あと3年あるし、今年は仕方ないか、なんて慰める自分が情けなくて、嫌になっていた。

大学2年生

シーズン序盤はAとBを行き来していたが、早慶戦後からスタメンに定着した。上手くなってる感覚は間違いなくあったし、塩原さんを筆頭に憧れていた先輩とラクロスをするのが楽しくて、舞い上がっていた。もっとうまくなって、日本一に突き進むだけ、そう思っていた。

2023年10月15日。今でも忘れない、FINAL4での惨敗。CTOが一番だったとか、ホッケーアシストしたとか関係なく、負けた。勝たせられなかった。心が折れかけたが、あの日身をもってまだまだ足りないことを教えてくれた法政大学とアメリカ遠征で出会ったラクロスモンスターたちが火をつけてくれた。

大学3年生

清さんがDFコーチになり、マンツーマンDFへの順応に苦しみつつもラクロスの奥深さや本質に触れることができ刺激的な日々を送っていた。学年幹部としてりんたさんに激詰めされるのとラントレを除いては、練習に行くのが楽しかった。だが、リーグ戦3戦目、ほぼ試合に出られなかった。というか幹部mtgで自分が今後の構想に入っていないことを知った。挙句の果てには右膝靭帯損傷。ここで腐ったら終わりだと奮い立たせて最後までもがいたが、全日は一秒も出れずにシーズンが幕を閉じた。

俯瞰する。

山田にアオアシの読みすぎだろと言われそうだが、何度も挫折を経験したからこそこの大切さに気付かされた。身長の低い僕がこのフィジカルスポーツの世界で生き抜いてきた僕の武器であり、僕ができないことだ。

フィールドで自分がここにいるから何をすればいいか、誰をどこに動かせばいいか、自分がこうすると相手はこうする、相手はこうしてくるから自分はこうする、などなどフィールドに立ってプレーする20人を俯瞰する。オフボールが上手くなる考え方だと思う。

ひいては、自分の立ち位置を見極めること。オフボールだけでなく、ラクロッサーとしての。

偉そうに言っておきながら難しい視点だと思うが、要は周りがどう見るか。僕が経験した挫折は自分を主観的な目でしか見つめることができず勝手に自分は上手いだとか、努力しただとか満足した結果の出来事だ。周りからすれば、案外上手くないしもっと努力している人もいる。自分のウィークポイントから逃げ、自分の努力を正当化してしまうこともある。部のみんなもどこか自分の努力に満足したり、チーム内でそれなりにうまいからと慢心している人もいると思う。是非、客観的に自分を見つめなおす機会をたくさん作ってほしい。相手校のスカとかは案外良い参考資料になる。

周りがどう言おうと、自分は自分が生きる道を生きる。周りは関係ないんだみたいな生き方も嫌いじゃないが、チームスポーツの世界においてそう一筋縄ではいかないと思う。

誰かがもっと外の世界を知るべきと言っていたが、本当にその通りだと今更痛感している。

とはいっても社会人クラブを倒して日本一になることを掲げるチームに満足できる量の努力なんて存在しない。これだけ上手くなれば勝てるなんて基準も存在しない。今の部員が誰も達成していないことを成し遂げようとしているのだから。じゃあ糟谷の言う通り、報われるまで努力しないといけない。

今日は体が疲れているから、どこか痛いから、私生活でトラブルがあって、とかなにかと理由をつけて逃げ出したくなる気持ちはわかるがそんなこと周りは気にしていない。チームの中では色んな事情を把握していても外の人はそんなこと興味がない。

どう戦うか、勝つか負けるか。

今シーズンもあと5ヶ月、愚直にやり続けよう。

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まとまりのない文章に付き合っていただきありがとうございます。感謝コーナーです。

家族

いつも不自由ない生活を送らせてくれてありがとう。少しだけ、手のかかる息子だと思うけどこれから少しずつ恩返ししていきます。怪我ばっかり心配してくるので2月まで元気に走り回ります。

兄はそろそろ実家帰ってきて試合見に来てくれてもいいよ!

清さん

つま恋オールスター戦で会ってから約3年、清さんがコーチになってから一ラクロス選手としてかなり成長できたと思います。まだまだお世話になります。あと僕がいない日に鳳凰閣行って、あいつずっと家いるんだよなあっていうのやめてください。ご飯行きましょう。

裕太さん

いつの間にかクロスアップおじさんと呼ばれるようになっていましたが、最後まで指摘し続けてきてください。なぜか裕太さんもロング持って合宿で真っ暗になるまでアフターでロングシュート打ち続けたのが一番の思い出です。日吉練後ひようら行きましょう。

塩原さん

改めて塩原さんから17番を受けつくことができて良かったです。塩原さんが期待しているような活躍はまだできていないかもしれませんが、必ず日本一になって結果で恩返しできるように頑張ります。試合来てください!

先輩方
こんなにも生意気な後輩を育ててくださりありがとうございます。もう十分に伝わりすぎていると思いますが、リスペクトしています。試合見にきてくださると本当にパワーもらうので毎試合きてください!

同期

コンプラ的に怪しいことも多かったりするけど、笑顔が絶えない最高の仲間です。それぞれが与えられたポジションで奮闘している姿を見ているので本当に尊敬しています。日本一になって池田を胴上げしよう。

後輩

3年生は天真、泰松、中本、2年生は本郷3人衆、みきや、ちーたつ、(宮地)あたりを筆頭に、本当に自分が先輩なのか疑ってしまうくらいなめていますが、今のチームは確実に君たちに支えられています。もっとうまくなって一緒に日本一獲りましょう。

山田

書かないと車乗れないみたいなので。一緒の車で練習後にご飯行くのもあと数か月だと思うと寂しい気がしたりしなかったり。そろそろ試合でド派手なセーブかますのとランシュー決めてほしいな。

増田

当初は1人でやる予定だったDFリーダーだけど、増田が一緒にやってくれてとても助かってます。とんでもない量の体重増やして戻ってくる予定だと思うから、その日を楽しみにしてるね。mtgの合間に女の子の話してくるのだけやめてもらって。

峰岸
代表活動を通して去年の怒られてばかりの峰岸から一皮むけて本当に頼もしくなったなと思う。3年生ながらリーダーシップ発揮してくれていつも助かってます。なんか悩み事があるみたいだからいつでも相談乗るよ!西公園いる時呼んでもらえれば。

DF陣

頼り甲斐のないDFリーダーだと思うけれど、信じてついてきてくれてありがとう。後輩の支えなしでは成り立っていないことをこの前の立教戦で痛感しました。Defense wins championshipって言葉もあるくらいなのでチームを勝たせれるようにあと5ヶ月頑張ろう。

塚井さん
出てくるかなーってドキドキしてましたね?安心してください。いつも気にかけてくださってありがとうございます。もちろん社会人になってもたくさんお世話になります。日体戦点取ったのに叙々苑奢ってもらってないので日調しましょう。

書こうとするとキリがないので、ここら辺で。

次はCチームOFコーチの多田くんです。たまにCの練習に顔を出すと真剣に指導している彼ですが、受験合格の喜びが爆発しすぎてTikTok で大バズりしたり、昔彼女とハグしただけで、、いやなんでもないです。子供っぽいみかけによらず熱い想いを持っている彼なら感動の大作書いてくれるでしょう。じゃあよろしく!

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