2026年度関東学生リーグ 獨協戦 選評


【関東学生ラクロスリーグ戦第2戦 戦評】
平素より当部への多大なるご支援・ご声援、誠に感謝申し上げます。
2026年8月11日に行われました、ラクロスリーグ第2戦の試合結果をご報告申し上げます。
相手は獨協大学。全日本選手権優勝を目指し、今シーズン「KING」を掲げた慶應にとって、重要な一戦が幕を開けます。
1Q
雨が降り頻るなか、対獨協の一戦が幕を開けます。立ち上がりから、相手攻撃陣はゴール裏で長くボールを持ち続け、一向に大きな動きを見せません。慶應はNo.16中本を中心に粘り強く守ります。審判からは攻撃を促すストーリングの警告が告げられますが、獨協は動きません。まだ攻撃しないのか、そんな声が観客席から聞こえたその瞬間、刹那の隙をついた獨協の選手がゴール前に踊り出ます。虚を突かれた慶應は先制点を許し、0-1。しかしこここで反撃の狼煙をあげたのはNo.24泰松。鋭いチェックでボールダウンを奪うと、No.3 鈴木孝、No.4福田天へと淀みなく繋がるパス。そのまま相手の腕を掻い潜り、同点弾。ボールを奪ってから、わずか10秒、慶應の誇る俊足と華麗なパス回しが実りました。さらに僅か数分後、No.31佐藤がゴール裏から静かに姿を現し、放たれたショットがネットを揺らし2-1と逆転。慶應が主導権を奪い返し、第1Qを終えます。


2Q
再び相手に主導権を握らせまいと、今期フェイスオフリーダーを務めるNo.99溝部がボールを掻き出し、慶應の攻撃が始まります。No.31佐藤からNo.3鈴木孝へ正確なパスが通り、敵三人を掻い潜ってこれを沈め3-1。しかし獨協はなおもゴール裏に居座り、幾度となくストーリングの警告を受けても動きません。流石の慶應ディフェンス陣、同じ轍はもう踏みません。いつ訪れるか分からない一瞬に備え、 誰一人として集中を切らさず守り抜きます。依然としてゴール裏から動かず、残り時間10秒。突如として獨協が一気にゴール前へと躍り出ます。その一撃を待ち構えていたのは守護神No.41門井。鋭いショットに素早く反応し、セーブ。追加点を許さず、3-1のまま前半を終えます。


3Q
後半戦開始から数分、またも獨協のゴール裏でのポゼッションが始まります。第1Qでは約2分、第2Qでは約9分動きを見せなかった獨協。今度はいつゴールを脅かすのか、手に汗握る長いディフェンスが、また始まります。3分、5分、8分と時間が過ぎても、獨協は静かに好機を窺い続けます。その静寂がかえって慶應の緊張を高めていきます。そしてクォーター終了1分前、ついに動き出した獨協。しかし、そうは問屋が卸しません。DFリーダーNo.16中本が一瞬で距離を詰め、鋭いチェックで相手をゴールから遠ざけます。最後のショットも、2Qに引き続きNo.41門井が確実にセーブ。約11分に及ぶ獨協大学のポゼッション、それでも慶應の牙城は崩れませんでした。スコア3-1のまま最終クォーターを迎えます。


4Q
No.63 水本がボールを掬い出し、慶應の攻撃が始まります。再び動き出した試合。しかし、すぐさまボールを奪った獨協はまたもやゴール裏へ。No.24泰松にその手は通じません。相手の一瞬の隙を逃さず、鋭いチェックによるボールダウン。一つ、また一つと慶應の守備が獨協の攻撃を打ち崩していきます。その後ボールを得た慶應、そのままカウンターを仕掛けます。一糸乱れぬパス回し、その先にいたのはNo.31佐藤仁。彼の前にある障碍に意味は有らず。冷静にこれを仕留めスコア4-1。勢いづいた慶應オフェンスは、またもNo.4福田天。獨協の守備をものともせず、再びゴール前へパスを通します。その先に待っていたのは絶対的エースNo.1岸。その一撃は必中、狙い澄まされたボールは無論ゴールネットへと吸い込まれます。得点5-1、前節・明治戦に続き、試合を決定付ける一撃となりました。しかし獨協も諦めません。ゴールへ迫る慶應攻撃陣を抑え、こぼれたボールを拾った獨協のディフェンダーがピッチを駆け上がりショット。一瞬の隙を突かれ、5-2。これによりさらに火がついた慶應。フェイスオファーNo.99溝部が自らコートを駆け上がり電光石火の如くゴールを奪うも、惜しくもクロスチェックによりノーゴール。しかしその果敢な姿勢は慶應の闘志を象徴するものでした。流れを完全に掴んだ慶應に付け入る隙はもうありません。その後完全にピッチを掌握し、そして試合終了の笛が鳴り響きました。

試合結果
1Q 2-1
2Q 1-0
3Q 0-0
4Q 2-1
よって慶應の勝利です。
今回は総じて、慶應ラクロスの臨機応変な対応力が問われる試合となりました。初めて対峙する戦術にも、集中を切らさぬディフェンスと、限られた機会をものにするオフェンスで応戦。攻守の結束で雨中の激戦を制しました。この勝利を糧に、慢心することなく「KING」へ向けてさらなる成長を続けてまいります。
引き続き、慶應義塾體育會ラクロス部男子への熱いご声援のほど、よろしくお願いいたします。



