2026年度春の最強決定戦決勝対日体 戦評

【春の最強決定戦決勝 選評】
平素より当部への多大なるご支援・ご声援に感謝申し上げます。
2026年6月13日に行われました日本体育大学との春の最強決定戦決勝の試合結果をご報告いたします。
本試合は春の最強決定戦を締めくくる決勝戦。”KING”を掲げるチームとして、その真価が問われる戦いに臨みます。
1Q
大歓声の中、試合開始のホイッスルが鳴り響きます。本試合最初のポゼッションは相手に譲るも、守備の激しいプレッシャーによりNo.16中本からNo.1岸、そしてNo.14小出へとボールが繋がり、見事クリアを成功させます。そして裏のNo.8児玉からのパスを受けたNo.89橋山が、冷静なバウンドシュートで先制点。スコア1-0で試合の主導権を握ります。その後はマンダウンディフェンスを強いられるも、No.2岩城が圧巻のセーブを連発。クリース周りでの駆け引きで会場を大いに沸かせます。流れそのままに、No.31佐藤仁が鋭い動き出しで相手を置き去りにすると、その隙を逃さず慶應のエースNo.4福田天が豪快なスタンシューを突き刺します。ATコンビの華麗な連携で追加点を決め、スコアは2-0。好調な立ち上がりで第1Qを締めくくります。

2Q
このまま流れを掴みたい慶應。しかし、開始早々相手の強烈なショットがゴールネットを揺らしスコアは2-1。さらにフェイスオフから立て続けに失点を許し、2-2で同点に追いつかれます。その後もクリア直後を狙われたショットでついには2-3。慶應はこの試合初めてビハインドを背負います。苦境の中、チームを救ったのは主将No.5峰岸。力強いボールダウンから反撃の契機を作ります。No.2岩城がロングパスをNo.57寿海に通すと、それを受け取ったNo.4福田天が冷静に決め切り3-3。同点に追いつきます。しかし相手も譲りません。オンボールとピックの巧みな連携から意表を突くショットを決められ、スコアは3-4。苦しい流れのまま、第2Qを終えます。

3Q
流れを引き戻したい第3Q。脅威のポゼッション率No.99溝部が再びフェイスオフを制し、幾度も積極的にゴールへ迫るものの、惜しくも得点には至りません。攻守が目まぐるしく入れ替わる中、膠着を破ったのは日体大。セーブからの素早い展開で一瞬の隙を狙われ、スコアは3-5となります。これ以上突き放されたくないDF陣、No.22伊藤のグラウンドボールからNo.19築地へロングパスを通し、クリアに繋げ粘りを見せますが、こぼれ球を拾われ追加点を許します。スコアは3-6、慶應が3点ビハインド。しかし、ここで反撃の口火を切ったのはNo.89橋山。力強いスタンシューを突き刺し、この試合2得点目を記録。スコアは4-6と、必死に2点差まで詰め寄りますが、追いかける展開のまま第3Qを終えます。

4Q
逆転劇を狙う最終Q。DF陣が全力で粘り、相手の長いオフェンス時間を耐え抜くこと約8分。そしてついにチームに希望の兆しが見えます。巧みなクロスワークでNo.22伊藤がグラウンドボールを掬い上げると、そのままオフェンスハーフまで逃げ切り慶應ポゼッションに。このチャンスを逃すまいとNo.31佐藤仁、インロールから華麗にショットを決め切りスコアは5-6。ついに1点差まで詰め寄ります。勢いに乗った慶應、No.99溝部が再びフェイスオフを勝ちきり裏のNo.8児玉へとボールが渡ると、守備の隙を逃さず冷静にフィニッシュ。スコアは6-6。土壇場で試合を振り出しに戻します。試合残りわずか3分、No.2岩城が渾身のセーブでゴールを守り抜き、OFも最後まで勝利を狙い続けます。しかし、両チームとも勝負を決める一撃は生まれず、試合はサドンビクトリーへと突入します。

サドンビクトリー
会場全体に緊張感が漂う中、開始の笛が響きます。開始直後からNo.89橋山、No.4福田天が果敢にゴールに迫るも、得点には至りません。その後もNo.99溝部が抜群の安定感でブレイクから得点を狙います。日体大も幾度となくショットを放ち、勝負を決めにかかりますが、絶対的守護神No.2岩城が気迫のセーブで最後の一線を守り抜き、慶應も決して譲りません。ショットが放たれるたびに会場の空気が張り詰めます。長丁場で疲労が見え始める中でも、慶應は選手交代を重ね最後まで勝利を狙い続けます。しかし、ついに試合は動きます。グラウンドボールを相手に奪われると、そのまま放たれたショットがついにネットを揺らします。約2時間にわたる激闘は、スコア6-7で慶應は惜しくも敗戦となりました。

試合結果
1Q 2-0
2Q1-4
3Q1-2
4Q2-0
サドン 0-1
よって6-7で慶應の敗北です。
春の頂点にはあと一歩届かず、準優勝という悔しい結果となりました。しかし、この決勝という舞台で得た経験と課題は、チームが掲げる「日本一」という目標へ向かう上で大きな糧となります。ここで立ち止まることなくこの悔しさを力に変え、これから始まるリーグ戦に向けてさらに成長を重ねてまいります。引き続き、慶應義塾體育會ラクロス部男子への熱いご声援のほど、よろしくお願いいたします。



