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試合戦評

2026年度 スーパーカップ

こんにちは!
2年TRの堤陽香梨です。

今回は、5/29~5/31に行われました、第9回スーパーカップの試合結果を報告させていただきます。
今大会には、来季の主力を担う3年生以下の選抜メンバーで挑みました。参加校には、昨年度スーパーカップ王者の関西学院大学、4年生も含むAチームなど、全国から強豪が集まり、非常にレベル感の高い大会でした。慶應にとっては現在の自分たちの実力を図り、主力の4年生不在の中でいかに戦うかを試行錯誤する、来季に向けての投資となる3日間となりました。

第一試合
vs関西学院大学
3-8で慶應の敗北
第二試合
vs名古屋大学
8-4で慶應の勝利
3位決定戦
vs東北大学
7-2で慶應の勝利
以上の結果により慶應は3位となりました。

初戦の相手は昨年度スーパーカップ王者の関西学院大学。強い日差しが照りつける中、試合開始のホイッスルが鳴り響きます。

1Q
立ち上がりから両チームとも高い集中力を発揮し、一進一退の攻防が続きます。開始直後、部内屈指の身体能力を誇るNo.89橋山がゴールネットを揺らします。しかし、惜しくもインクリースの判定によりノーゴール。その後も、新2年生を主将としてあすなろ優勝へ導いたNo.7下村を中心に果敢にゴールへ迫りますが、相手ゴーリーの好守に阻まれます。ディフェンス陣も奮闘します。鉄壁のロングNo.0小高が激しいプレッシャーで相手のミスを誘発し、ゴーリーNo.41門井も幾度となく好セーブを披露。昨年度王者の猛攻を粘り強く跳ね返します。 しかし第1Q中盤、関西学院大学の巧みなパスワークから先制点を許し、スコアは0-1。 それでも慶應は動じません。終盤、エキストラマンのチャンスを得ると、No.3鈴木孝がゴール裏から絶妙なパスを供給。これをNo.27片山が冷静に沈め、1-1の同点に追いつきます。ところが直後のフェイスオフから失点を喫し、再びビハインドを背負う展開に。終了間際まで果敢にゴールを狙ったもののあと一歩届かず、1-2で第1Qを終えます。

2Q
第2Qも拮抗した展開が続きます。フェイスオフリーダーを担うNo.99溝部がボールを掻き出し、慶應が主導権を握ります。ロング陣3人による連携したプレッシャーでボールダウンを誘発し、グラウンドボールの混戦ではNo.51福田崇が誰よりも早く反応。貴重なポゼッションをもたらします。守備ではNo.41門井が圧巻のパフォーマンスを披露。至近距離から放たれたシュートにも鋭く反応し、幾度となくチームを救います。No.6中村を中心としたディフェンス陣も体を張り、関西学院大学に追加点を許しません。すると中盤、No.89橋山が魅せます。激しいコンタクトで倒されながらもボールを失わず、立ち上がるや否や相手ディフェンス2人の頭上を越えるロングパス。そのボールを受けたNo.27片山が迷いなく振り抜き、再びネットを揺らします。スコアは2-2。No.21桑原幹の鋭いチェックをはじめディフェンス陣も躍動し、慶應は王者相手に互角以上の戦いとなります。

3Q
第3Qでも緊張感あふれる攻防が続きます。日本代表にも選出されている相手エースの個人技から勝ち越し点を許し、スコアは2-3。しかし慶應はすぐさま反撃します。 No.7下村が高いパスを空中で収めると、そのまま鋭いダッジで相手ディフェンスを置き去りにし、ゴール横から強烈なショット。ゴーリーも反応できない鮮やかな一撃でスコア3-3。流れが関西学院大学へ傾きかけた中で生まれたこの同点弾は、チームに再び勢いをもたらしました。その後も両チームはグラウンドボールやチェイスで激しく競り合います。慶應はディフェンス陣が連携して相手オフェンスを封じ込み、高い守備力を発揮。最後まで集中を切らさず守り抜き、3-3のまま最終Qへ突入します。

4Q
3-3で迎えた最終Q。王者相手に勝利を掴み取りたい慶應でしたが、勝負の流れはわずかな隙から大きく傾きます。関西学院に勝ち越し点を許すと、続くマンダウンディフェンスでも追加点を献上。さらに日本代表経験を持つエースを中心とした攻撃陣に主導権を握られ、立て続けに失点を重ねます。 わずか数分の間にスコアは3-3から一気に3-7へ。3Qにわたり互角に競り合ってきた慶應ですが、王者は勝負どころで圧倒的な決定力を見せつけます。試合終盤さらに追加点を許し、スコア3-8。第4Q後半は完全に相手にポゼッションを支配され、反撃の糸口を掴むことができないまま試合終了となります。前回王者の壁の高さを痛感させられる一戦となりました。

第ニ試合の相手は名古屋大学。初戦は悔しい敗北となりましたが、三位決定戦進出をかけ、もう一度気持ちを奮い立たせて試合に臨みます。

1Q
フェイスオフではNo.99溝部がボールを掻き出し、慶應ポゼッションで試合に入ります。開始早々、No.27片山からのパスを受けたNo.7下村が、激しいチェックに押し倒されながらもシュートを放ち先制点を獲得。幸先の良いスタートを切ります。 しかし直後、名古屋大学の巧みなパス回しに同点弾を許します。スコア1-1。その後は両チームともショットとターンオーバーを繰り返す拮抗した展開が続きます。慶應はNo.35廣野の粘り強いグラウンドボールをきっかけに、後半長時間にわたってポゼッションを維持。相手ゴーリーの好守に阻まれ追加点こそ奪えなかったものの、確実に主導権を握り、1-1で第1Qを終えました。

2Q
第2Q序盤、名古屋大学にロングシュートを決められ、スコアは1-2。それでも慶應は落ち着いて試合を進めます。守備ではゴーリーNo.92間下が存在感を発揮。相手の連続シュートに対して冷静なセーブを重ね、追加失点を許しません。中盤にはNo.97望月がゴール裏から鋭いダッジを仕掛けます。 相手ディフェンスとの激しい接触にも屈することなく体勢を保ったままゴール前へ躍り出て、そのままゴール。スコアを2-2の同点に戻します。 その後も慶應は名古屋にポゼッションを渡さず新二年生のNo.70下山、No.53吉村、No.7下村らが果敢にショットを放ち続け、2-2の同点で前半を折り返します。

3Q
第3Qに入っても両チームの激しい攻防は続きます。慶應はNo.73浅羽を中心にボールを動かしながらチャンスを窺いますが、名古屋大学の粘り強い守備を前に得点を奪えません。No.89橋山も相手のクリアを阻止してボールダウンを誘発するなど好プレーを見せますが、序盤は両チームとも決定機を生かせず、スコアは動きません。しかし試合後半、徐々に名古屋大学が流れを掴み始めます。第1、第2Qで得点を挙げた名古屋大学のエースたちが再びゴールを奪い、スコアは2-3、さらに2-4へ。初戦の関西学院大学戦を思い起こさせる苦しい展開となり、慶應は2点を追う形で最終Qを迎えます。

4Q
三位決定戦進出をかけ、迎えた最終Q。ここで慶應が牙をむきます。No.13宮地が2人に囲まれながらもボールをキープし、No.89橋山へパス。そのままNo.89橋山が鋭いシュートを突き刺しスコアは3-4。さらに、フェイスオフ後グラウンドボールの混戦となるも、No.54岩﨑がボールを蹴り出し自ら掬って一気にゴール前へダッシュ。No.54岩﨑からNo.97望月、No.27片山へと正確にボールがつながり、最後はNo.27片山がゴーリーをかわして同点ゴール。同点弾を境に攻守が噛み合い始めた慶應は、一気に勝負を決めにかかります。 No.97望月が冷静にゴールし勝ち越し。No.27片山のアシストからNo.3鈴木孝が追加点。さらにディフェンスのNo.54岩﨑がフィールドを駆け上がりゴール。そしてNo.3鈴木孝が再びゴール。慶應は怒涛の6連続得点で試合を一転させます。最終Qは名古屋に一得点も許さず最終スコアは8-4。慶應は見事な逆転勝利を収め、3位決定戦進出を決めました。

スーパーカップ3日目、3位決定戦の相手は東北大学。メダル獲得を懸けた一戦にチーム一丸となって挑みます。

1Q
慶應は、試合開始から積極的なプレーを見せます。 開始直後、No.13宮地が幸先よく先制ゴール。その後もNo.34広瀬のグラウンドボールやNo.57所のボールダウンなど、攻守にわたって東北大学を圧倒します。 慶應のファウルにより30秒間のマンダウンとなる苦しい時間帯を迎えますが、No.27片山がロングレンジから豪快なシュートを突き刺し追加点。スコアを2-0とします。さらに相手のファウルで得た1分間のエキストラマンでは、再びNo.27片山がネットを揺らし3-0。チームを力強く牽引します。勢いに乗る慶應は、No.3鈴木孝も魅せます。ゴール裏から右へのパスを匂わせてディフェンスを引き付けると、一瞬で空いた左スペースへ飛び込みゴール。鮮やかな駆け引きから4点目を奪います。ディフェンス陣も、No.21桑原幹がボールダウンからそのままクリアを成功させるなど安定したプレーを披露。東北大学に得点を許さず、4-0で第1Qを終えます。

2Q
序盤は互いに決定機を作りながらも得点には至らず、緊張感のある時間が続きます。しかし後半、東北大学に1点を返されスコアは4-1。それでも流れは東北大学には渡りません。No.97望月の鋭いパスを受けたNo.3鈴木孝が確実に決め切り再び点差を広げると、続いて望月自身が魅せます。グラウンドボールを拾った勢いのまま回転しながら放ったトリッキーなバックシュートがゴールに吸い込まれ、会場を沸かせます。守備ではNo.51福田崇を中心としたディフェンス陣が安定感を発揮。東北大学に追加点を許さず、慶應は6-1と大きくリードした状態で前半を折り返しました。

3Q
第3Qでは、今大会唯一の1年生出場選手であるNo.37岡田が待望のゴールを記録します。ゴール裏を大きく回り込みながら相手ディフェンスを振り切ると、最後は力強いジャンプシュート。一年生とは思えない堂々たるプレーでチームに勢いをもたらします。 さらにNo.29坂口がフェイスオフでボールを掻き出し、そのままゴール前まで駆け上がってシュートを放つなど、慶應の攻勢は続きます。 守備では守護神No.41門井が好セーブを連発。東北大学の鋭いシュートを次々と跳ね返し、最後尾からチームを支えます。攻守ともに主導権を握り、7-1と大きくリードしたまま最終Qへ突入します。

4Q
迎えた最終Q。開始早々からNo.97望月、No.27片山らが鋭いシュートを繰り広げ、さらなる追加点を狙います。ディフェンスでは、10人以上がからむグラウンドボールの混戦の中でNo.69宮嶋の冷静なスクープが光ります。しかし、開始5分東北大学にゴールを許しスコアは7-2。それでも慶應は慌てることなく試合をコントロールします。No.19築地を中心としたディフェンス陣がパスカットやボールダウンを繰り返し、反撃の芽を摘み続けます。そして試合終了のホイッスル。最後まで主導権を譲ることなく戦い抜いた慶應が7-2で東北大学を下し、堂々の3位入賞。昨年あと一歩届かなかったメダルをついに掴み取り、3日間にわたるスーパーカップを締めくくりました。

昨年はあと一歩届かなかったメダルを獲得し、来季を担う下級生たちが確かな成長を示した一方、課題も見つかる3日間となりました。 今大会で得た経験を糧に、日本一という目標に向け、部員一同より一層努力を重ねてまいります。
1か月後にはリーグ戦も開幕します。全日本選手権優勝を成し遂げるその日まで、今後とも熱いご声援のほど、よろしくお願いいたします。

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