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試合戦評

2025年度ウィンターステージ

こんにちは。
1年MGの岡﨑葵衣です。

今回は、11/29(土)に行われた2025年度ウィンターステージ予選の結果をご報告させていただきます。

今大会は、大学からラクロスを始めた新人チームである「アーセナル」の集大成であり最後の大会でした。また、Forgeシーズンのラスト試合でもあり、皆が強い思いをかけて臨みました。

予選一試合目
vs日本体育大学・神奈川大学
1-0で慶應の勝利

予選二試合目
vs明治学院大学・上智大学
1-1で引き分け

勝ち点で並んだ結果、総得点によって予選敗退となり、決勝進出は叶いませんでした。

第一試合VS日本体育大学・神奈川大学

1Q

緊張と興奮のなか幕を開けた第一試合。皆が見守る中、最初のフェイスオフは亀崎(FO#15)による巧みなかき出し、続く浅羽(MF#73)の落ち着きのあるグラボでポゼッションを奪います。パスミスにより相手ボールになってしまいますが、またしても浅羽(MF#73)のディフェンスが光ります。その後、毛利(MF#23)や柳辺(AT#72)のショットで数々のチャンスを作ります。そして試合が動いたのは前半5分。下山(MF#70)の冷静、かつ力強いショットは見事ゴールネットを揺らし1点のリードを勝ち取ります。
しかしスコア明けすぐに相手にポゼッションを取られ、攻め込まれる展開となります。それでも絶対的守護神川部(G#45)の鉄壁の守りにより、相手に得点は取らせません。再び慶應の攻撃に熱が入ったところで1Q終了を告げる笛が鳴り響き、1点リードで前半を折り返します。

2Q

続く後半、慶應のオフェンスから始まります。そこでOFの司令塔下村(MF#7)による鋭いショットが放たれますがここは相手のゴーリーによる見事なセーブによって得点にはなりません。試合時間残り6分、相手のファウルにより慶應が人数優位となります。落ち着いたパス回しから何度かチャンスを作りますが、どれも得点にはつながらず相手にポゼッションを奪われてしまいます。しかし、ここで華麗なクロス裁きを見せた森(DF#69)が相手のボールダウンを誘い会場を沸かせます。試合時間残り1分、浅羽(MF#73)のグラボから井石(AT#96)へのロングパスが通りますが、得点とはならず相手ボールとなってしまいます。なんとしても失点を避けたい場面で、橋本(DF#83)や、太田(DF#81)を中心に慶應の鉄壁のディフェンスが全力で相手の攻撃を阻止します。ハラハラする展開が続く中、ようやく試合終了の笛が鳴りました。ベンチには安堵と歓喜の声が響きます。
試合全体を通して常に攻めの姿勢を見せていた慶應。続く第二試合は、リーグ戦関東ファイナル4で敗北を喫した明治学院大学との負けられない一戦です。

第二試合VS明治学院大学・上智大学

1Q

大きな声援のなか幕を開けた第二試合、またしても亀崎(FO#15)が軽々とボールをかき出しますが、両チームボールが落ち着きません。グラウンドボールを制したのはやはり攻守での活躍が光る浅羽(MF#73)でした。落ち着いたパス回しからボールは裏の穐田(AT#57)へと渡ります。そしてそのまま中にいた注目選手である井石(AT#96)へとパスを出し、素早くショット、見事スコアとなります。二人の連携プレーにより慶應は前半3分の時点で1点をリードし、良い滑り出しから試合が進みます。
スコア明け、今度は一丸(FO#95)によるフェイスオフから始まり粘り勝ちによりポゼッションを奪います。慶應のオフェンスは続き、先ほどアシストした穐田(AT#57)によってショットが打たれますがゴーリーによって弾かれます。そのままクリアを許し、相手も鋭いショットを打ってきますがここでも川部(G#45)のセーブが光ります。その後も下山(MF#70)がショットしますが得点とはならず、激しい攻防を繰り返します。一瞬の油断も許されない中、ゴーリー川部(G#45)のセーブに救われながら試合は進み、慶應のオフェンスの途中で1Qが終わります。

2Q

迎えたラストクオーター。フェイスオフは惜しくも負けてしまい相手ボールから始まります。しかしすぐさま圧倒的な安心感を誇る岩﨑(MDF#54)が、危なげないグラボからオフェンスへつなげます。その後パスミスやオフサイドでなかなかオフェンスができずもどかしい展開が続きます。そのような中、相手も幾度となくショットを打ってきますが、守護神川部(G#45)のナイスセーブにより得点を許しません。ところが、試合残り時間3分。慶應のファウルにより人数不利になってしまします。一度はゴーリーがセーブしたものの相手のパスカットによりボールを奪われ、遠い距離からのショットはスコアとなってしまいます。同点となってしまいもう後がない慶應。必死の攻防は続きますが試合終了の笛が鳴り、試合は幕を閉じました。

得失点差で並んだ慶應は、オフィシャルの発表を祈るように待ちますが、総得点によって明治学院大学の勝利となり、慶應は敗れウィンターステージ予選敗退となってしまいました。

アーセナルの選手のみんな、本当にお疲れ様でした。いつも楽しそうにラクロスをするみんなでしたが、きっとその裏には数え切れないほどの悩みや葛藤があったはずです。ポジションが決まり、新たなことに挑戦する中で壁にぶつかり悩む姿、練習試合やユースカップで勝ち切ることができず、悔しがっていた姿。それでもアーセナルとして過ごせる残り少ない日々を全力でラクロスと向き合い、努力を惜しまずに練習をする姿はとてもかっこよく、そばで見てきた私たちスタッフはみんなのことを心から尊敬しています。このウィンターにてアーセナルは解体となりますが、来シーズンでもみんならしいラクロスに期待しています。カテゴリーが分かれても私たちスタッフは変わらずみんなのことを支え続けます。次はつま恋カップ、優勝しようね。

一年スタッフのみんな、この7ヶ月間を振り返ってみると長いようであっという間でしたね。初めて自分たちだけで挑み、スタッフとしてのやりがいを感じたフレッシュマンカップ。もっとできることがあったと後悔が残ったサマー。そしてたくさんの課題と向き合い、悩んだユースカップ。アーセナルの選手とともに私たちも日々成長してきました。まだまだラクロス部に捧げる日々は大変なことも多いですが、みんながいるから頑張れる、そう強く感じています。

そして、翼さん、一生さん、安藤さんをはじめとする4年生のコーチの方々、本当にお世話になりました。無茶振りやおふざけが止まらず、笑いが絶えなかった明るいアーセナルの雰囲気を作ってくれたのは間違えなくコーチの方々のおかげです。何事にも全力で愛のある指導をしてくださった3人と、途中からにも関わらずコーチを引き受けてくださった水口さんと松本さんに改めて感謝申し上げます。自分たちのためだけでなく、お世話になったコーチのためにも勝ちたい、そう思えるほど濃い時間を過ごしたこの7ヶ月間は選手にとってかけがいのないものになったと思います。本当にありがとうございました。

決して納得のいく形での終わり方ではありませんでしたが、これまでやってきたことに悔いはないと思います。このウィンターにてForgeシーズンアーセナルは解体となりますが、彼らのラクロス人生はまだ始まったばかりです。また新たなステージで成長し続けるためにも日々精進してまいります。

最後に、試合開催にあたりご尽力いただいた大会運営の皆様、審判員の皆様、そして応援に駆けつけてくださった選手、保護者の皆様に心より感謝申し上げます。今後とも応援の程よろしくお願いいたします。

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