2025年度春の最強決定戦 準々決勝 日本体育大学戦戦評

平素より当部を応援していただき、誠にありがとうございます。
2025年4月27日に行われました春の最強決定戦 準々決勝の試合結果をご報告いたします。
負けたら終わりのトーナメント、対するは日本体育大学。準決勝に駒を進めるべく、チーム一丸となり試合に臨みました。


1Q
両チームの声援が会場に響く中、試合開始の笛。慶應が迎えた最初の守備。慶應ディフェンスの連携ミスでゴール前にフリーの選手。そこから鋭いショットを打たれスコア。0-1と1点ビハインドになります。その後慶應は相手のファールにより、人数有利でのオフェンスのチャンスを得ます。しかし、脅威になるショットは打てず、すぐにターンオーバーしてしまいます。人数有利のまま迎えた守りの局面。左上でボールを持った相手の選手に2人、3人がかりでボールを奪いに行くも、キレのある足運びで慶應ディフェンスを置き去りにしショット。ゴールの隅に鋭く突き刺さり0-2。2点ビハインドとなります。直後のフェイスオフでは相手にポゼッションを譲ってしまい、悪い流れが続きます。自陣ゴール前に走り込む相手選手に慶應ディフェンスは足が追いつかず、失点。立て続けに失点を許し0-3。点差、流れその全てを相手に掴まれ反撃の糸口を掴めぬまま、第1Qが終了します。
2Q
1点ずつ返していきたい慶應。フェイスオファー#99 増成がボール奪取し、そのまま持ち運びショットしますが、相手ゴーリーが軽々と防ぎます。その後の守備機会を耐え、ようやく迎えた攻撃の時間。相手ディフェンスが準備をする前にボールは新主将#3 池田から今季オフェンスリーダー#13 中西へ。軽やかな足さばきで相手を欺きショット。これがゴールに吸い込まれ1-3。2点ビハインドとします。このまま、点を積み重ねたい慶應でしたが、日体の2manを利用した攻撃に翻弄され入り込まれた相手選手からの狙い済ましたショットがスコア。1-4とリードを広げられてしまいます。その後も押し込まれる展開が続きますが、慶應の組織的なディフェンスで得点を奪わせません。それまでフルフィールドを使って攻めていた慶應は、6人セットさせた状態でオフェンスに臨みます。#77 加藤の素早く正確なパスを受けた#11 大類が取ってすぐさま左腕一閃。2-4とし、追い上げを見せますが、直後に守備の時間を迎えます。相手選手がゴール裏からまくり、慶應ディフェンスを欺くように薄い角度からバウンドさせるショット。これがゴールを吸い込まれ2-5。リードをまたもや広げられてしまい、依然として苦しい展開が続く中、第2Qが終了します。


3Q
後半最初のフェイスオフは#33 鈴木春海が難なく勝ち取り、慶應の攻撃へ。流れるような連携から#1 岸のゴール前至近距離からのショットや#13 中西の火を吹くようなランシューは立て続けに相手ゴーリーに阻まれ、中々得点を奪うことはできません。相手ゴーリーからボールが繋がれ、ゴール裏で空いていた相手選手がまくって薄い角度からの切れ味鋭いショット。これに反応出来ず2-6。この試合初めての4点ビハインドとなります。その後慶應ファールにより1人少ない状態でのディフェンスの機会が生まれますが、ここは#2 岩城のビッグセーブでピンチをくぐりぬけます。防戦一方の展開が続く中、ゴール前に走り込んだ相手選手に鋭いパスが渡り、受けた選手が左腕を振り抜きます。ボールは#2 岩城の股下を抜けスコア。2-7とさらにリードを広げられてしまいます。残り時間少ない中、裏でボールを受けた#3 池田が意地の粘りを見せボールをキープし、フリーになっていた#11 大類へ。鋭角なショットはゴールネットを揺らし3-7。4点差とします。そして直後のフェイスオフでボールを勝ち取った慶應はすぐさま攻撃へ。#11 大類の異次元の視野から生まれたパス。ゴール前に走り込んだのは守備を主戦場とする#0 山田でした。冷静にこれを沈め、4-7と徐々に差を縮めます。クオーター終了間際の連続得点で会場は熱気に包まれ、最終クオーターに望みを繋げました。
4Q
第3Qの流れを離したくない慶應はフェイスオフ#99 増成からボールを受けた#1 岸が切れ味鋭いステップで相手を置き去りにし、そこから左腕を豪快に振り抜きスコア。5-7とリードを縮め、このまま同点まで迫れるのではないかと会場の期待も高まります。しかし、相手陣地からの素早い攻撃に慶應ディフェンスはついていけず、フリーになった選手がゴール間近から狙いすましてショット、スコア。5-8とされ、慶應は流れを掴みきることができません。その後は両チームゴールに迫れない展開が続く中、開始から5分。相手のパスミスによって迎えた慶應はオフェンスの時間を迎えます。相手の交代が間に合わずフリーでボールを受けた#77 加藤は焦らずに横にいたこの日絶好調の#11 大類へ。パスを受けた大類はショットフェイクを入れ相手を欺き、すかさずジャンプショット。ショットは右隅に吸い込まれ6-8。同点まで残り2点とします。その直後のフェイスオフでは#99 増成がまたもや強さを見せ、流れを渡しません。相手の守備がまだ準備できていない段階で#1 岸がハーフライン付近からボールを受けます。岸は相手の油断していた隙を見逃しませんでした。素早い走り出しで相手ディフェンスを突き放し、ゴール前に入り込んで右腕を力強く振り下ろしスコア。7-8と差を1点に縮めます。試合終盤の意地の追い上げに会場のボルテージは最高潮になります。その後慶應は主将#3 池田を軸に、総力を挙げてゴールに攻め込みますが日体の堅牢なディフェンスを突破することはできません。試合終了間際、ゴール裏でボールを持った#3 池田がまくって誰も想像していなかった鋭いビハインドショットを放ちますが、ショットはゴーリー正面。主将の1振りで同点とすることは出来ず試合終了の笛。終盤の追い上げ報われず、悔しい敗戦を喫しました。

試合結果
1Q 0-3
2Q 2-2
3Q 2-2
4Q 1-3
よって慶應の敗北です。
第1Qの立て続けの3失点が響き、春の最強決定戦は準々決勝敗退となりましたが、この先の早慶戦、そして日本一に向けて一戦一戦全力で戦って参ります。
引き続き熱いご声援の程、宜しくお願いいたします。