【日記リレー2026 vol.6】「違う景色を見ながら、同じ場所へ行こう」〜加賀亜希(4年/経済学部/TR/慶應義塾女子高等学校)〜

慈英からバトンを受け取りました。本年度TRリーダーを務めさせていただいております、4年の加賀亜希です。
慈英、素敵な紹介文をありがとう。
慈英はラクロススキル良し、センス良し、ビジュアル良し、性格良し、と神様が少々詰め込み過ぎてしまった男です。さらに、たまに見せるポンコツさまで持ち合わせているのがまた、彼の愛される所以でしょう。なんだかずるいですね。
再来月からはご近所さんになりそうなので、近くの良いところ、今度教えてください。
さて、本文に移らせていただきます。
まずはじめに、平素より弊部をご支援してくださっている全ての方々に、この場を借りて心より感謝申し上げます。日本一を必ず成し遂げられるよう部員一同邁進してまいりますので、今後ともご声援のほどよろしくお願いいたします。
1年生のときに先輩方の日記リレーを読み、こんな文章を私が書けるようになるのかな、と思っていたら、気づけば月日が経ち、そのまま今日を迎えてしまい焦っています。
何かを成し遂げたわけでもなく、何かを説けるような人間でもありませんが、私が今までこの部活で過ごしてきたからこそ、感じていること、そして部員のみなさんに共有したいと思っていることを、書かせていただければと思います。
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●学生TRが生み出せる価値とは何か
この問いは、対象となる人が限られてしまう話ではありますが、よければ少しだけお付き合いいただけたら嬉しいです。
私たち学生TRは資格を有しているわけではないので、当然ながら技術・知識を社会人TRと同じ土俵で語ることはできません。ただ、学生TRだからこそ価値を発揮できるフィールドは、たしかにあると私は思っています。
今シーズンから、櫻井さんにチームを見ていただいてから、明らかに慶應ラクロスに変化がありました。入部してから精一杯築いてきた信頼関係も、櫻井さんに数か月で追い越されてしまったように感じることもあります。シーズンのはじめは、悔しさと同時に、「自分が今までやってきたことって何だったんだろう」と思ったこともありました。もしかしたら、自分は選手から信頼されていないのではないかと自信を失ったこともあります。
実際、テーピングの指名も、昨年以前に比べて学生TRの指名は減っています。選手の立場から考れば、自分の大事な試合に最善のコンディションで臨むために、最も良い選択をすることは当たり前です。それを頭では分かっていても、やっぱり悔しい気持ちを拭うことはできませんでした。
ただ、考えているうちに、櫻井さんがいるのなら、知識・技術、盗めるものは盗み尽くしてしまおうと思いました。資格がなくても、特定のテーピング1つ、2つを櫻井さんのレベルに到達させることは可能なはずです。そのレベルに到達させること、そして櫻井さんを指名している選手に、自ら「私にも巻けるよ」と胸を張って言えるようになることが個人的な目下の目標です。今月の練習量で言ったら、技術吸収中の1年生TRの方が練習しています。私も負けてはいられないですね。磨きをかけていきます。社会人TRありきの組織にならないように他のTRの子たちも一緒に切磋琢磨していきましょう。
話が少しそれてしまったので、本題に戻します。
技術が劣っている私たちができることって他に何があるでしょうか。
それは、日々の練習やグラウンド内外で選手の最も近くに立ち、プレーだけでは測れない「日々の努力や変化」を誰よりも知ることです。 どれだけ筋トレを頑張っているか。どれだけ増量を頑張っているか。どれだけ自主練をしているか。どれだけサーキットやラントレに毎回本気で取り組んでいるか。どれだけbupを積極的に行っているか。
こうした、ラクロスのプレーだけでは測ることのできない部分を見て、その人に今置かれている状況を理解し、何が必要かを考え抜くことこそ、学生TRが社会人TRを凌駕できる部分であり、怠ってはいけない部分だと思っています。そして、これはMG、ASを含め全てのスタッフにも言える事なのではないかと思っています。それぞれの立場から見えるものがあり、できることがあります。現状のままのスタッフ組織でも、きっと練習を回すことはできるでしょう。ただ、学年や役職を問わず、「選手、組織のためにもっとできることはないか」と全員が考え続けられる組織であれば、日本一により確固たるものにできるはずです。残りのシーズンも、現状に満足せず、常に高みを目指していくスタッフ組織運営を目指していきたいと思っています。
●違う景色を見ながら、同じ目標に向かうために
「より良い組織をつくるために意見を言うこと」と「ただ自分の意見を言うこと」は、似て非なるものだと私は思っています。
組織の中で意見を持ち、それを伝えることはとても重要です。自分の考えをきちんと伝えられることは、その人が持つ大切な能力の1つだと思います。
思っていることは躊躇せず伝えてほしいですが、組織にいる以上は「伝える」だけで終わってはいけません。なぜ相手がその考えに至ったのか、背景を知ろうとする相互理解が必要です。
最高学年になり、否定的な意見に傷つくこともありました。しかし、自分たちの状況が見えていない相手を責める前に「伝える努力をしたか」を振り返るべきだと気づきました。見えていないことを理由にせず、自分たちの行動を振り返った上で、「日本一になるために何が必要か」という軸に立ち返ることが大切です。
意見を受け止めて改善し、納得がいかない時はお互いの背景を話し合う。そうやって歩み寄ることが組織の成長につながります。選手もスタッフも立場によって見える景色は違います。だからこそ重要なのは、意見を無理に一致させることではなく、互いを理解しようと努め、変わる余地を持ちながら同じ目指す場所に向かっていくことだと思っています。
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拙い文章ではありましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後に今までの感謝をこの場を借りて伝えさせていただきます。私がここまで一度も辞めたいと思わず、毎日楽しく過ごせて来たのは、間違いなく周りの人に恵まれたからです。個別でメッセージを伝えたい人ばかりですが、今シーズンまだまだお世話になるので、少しだけにしておきます。
家族へ
両親
昔からやりたいことを何でもやらせてくれて応援してくれるパパ、どんなに朝早くても毎日必ず起きてお見送りしてくれるママ、本当にいつもありがとう。年齢を重ねるにつれて二人の偉大さを強く感じています。これからたくさん親孝行します。
ゆうくん
大学でラクロス部に入るってわかっていたら、もっとちゃんとゆうくんの試合をちゃんと見ていれば良かったって今になって思ってます。忙しいと思うけど、いつか1度観に来てくれたら嬉しいな。
かずくん
実際にこの部活に入ったことで、かずくんの全力投球の姿勢のすごさを改めて感じています。自分たち以来全日優勝を獲っていないことに対し優越感に浸っていそうなので、私たちが獲ってちょっと悔しがらせてみせます。
ラクロス部外の友人のみんなへ
まずはここまで読んでくれてありがとう。私がこんなに部活を全力で楽しめるのは、部活以外の時間で、話を聞いてくれて、支えてくれて、私も頑張らなきゃと様々な刺激をくれる素敵な友人たちがいるおかげです。
STRIVE,REVIVE,FORGEの先輩方へ
卒業後も早慶戦やリーグ戦に応援に来てくださりありがとうございます。偉大な先輩方の背中を追いかけてきた3年間でした。4年目の集大成として、日本一という形で恩返しができればと思っています。
櫻井さんへ
知り合ってまだ1年も経っていないのが信じられないくらい、今シーズン本当にお世話になりました。お忙しい中、慶應の選手、学生TRの成長を誰よりも考えてくださり本当にありがとうございます。もっと頼れるTRになってみせます。慶應ラクロスまだまだ強くなります。期待していてください。これからもよろしくお願いいたします。
1年生選手へ
みんなの直向きにラクロスに向き合う姿や、スタッフへのリスペクトの姿勢には本当に感心しています。どうか今の姿勢を忘れずに、4年間頑張ってほしいと思っています。塾高組は各チームのリーグ戦で、Arseはサマーの舞台でこの4か月間吸収してきたものを爆発させてください。
1年生スタッフへ
毎練習の準備撤収、備品の管理、リスト作成をきちんとこなしてくれてありがとう。入部してから目まぐるしい日々がいきなり始まり、入部前に想像していた姿とギャップを感じている子もいるかもしれないけど、今の経験は自分が4年生になった時に必ず活きてきます。入部前にみんなが言っていたなりたいスタッフ像、それを忘れずに頑張ってくれたら嬉しいです。
2年生選手へ
あすなろでは怪我の子が多く、出られない選手の思いを背負って限界を超えて走り続ける姿、複雑な気持ちを抱える中でベンチで鼓舞し続ける姿、そんなみんなの熱い姿を見て、大きな刺激をもらいました。あのときの感動は今でも忘れられません。みんなくれぐれも怪我には気を付けてこれからも頑張ってね。
2年生スタッフへ
みんなのことは新歓の時から見ていたから、入部の意思を聞いた時は本当に嬉しかったし、勝手に思い入れが強いです。あのとき、この部活を選んでくれてありがとう。今は先輩・後輩の両方の立場で動いていて大変な時期だと思うけど、何でも器用に卒なくこなせるみんななら大丈夫と信じているので、今シーズンも一緒に頑張っていこう。
3年生選手へ
チームを引き締めて頼れる姿を最近よく見る反面、昔から変わらない無邪気な姿を見るとやっぱりかわいい後輩だなと感じます。良い意味で同期のように接してくれる子も多く、私のおしゃべりにも付き合ってくれてありがとう。これから就活で大変な時期になるけど、全チーム優勝にはみんなの力が必要不可欠です。これからもみんなの力を頼りにしています。
3年生スタッフへ
今では、各部門の仕事だけでなく他の仕事でも大きくチームに貢献してくれていて、本当にみんなには助けられているし、頼りにしています。いつも本当にありがとう。みんなから学ぶこともたくさんあり、私たちは本当に良い後輩を持ったなと日々感じています。まだまだ今シーズン、みんなの力をたくさん借りることになると思うから、最後まで頼んだよ。いつか3,4年スタッフ会しようね。
同期選手へ
キャラが濃い人たちばかりで、頭を抱えさせられた人もいるけど、面白くて優しくて同期想いのみんなが大好きです。試合でみんなが活躍する姿、喜んでいる姿を見ると、頑張ってきて良かったなって思います。どの選手の活躍を見ても嬉しいけど、やっぱり同期の活躍が一番嬉しいです。まだまだみんなのそんな姿を見ていたいので、絶対日本一を獲って終わろう。
同期スタッフへ
本当は一人ひとりに向けて書きたいんだけど、収まりきらないので、それは引退の時にでも。何度もみんなで話しているけど、このメンバーじゃなかったらこんなに毎日楽しく過ごせなかったよね。くだらない話も深い話も何でも話せて信頼できる人に出会えたことが本当に幸せで、みんなは私にとってかけがえのない存在です。みんなに支えられてきたからこそ、私もみんなの支えになれていたら嬉しいな。
入部してから何百通もLINEして何十時間もmtgして辛い思いも楽しい思いも分け合ってきた大好きなみんなと一緒に部活ができる時間に終わりが近づいてきているのが受け入れられません。最後はみんなで笑いながら泣いて終わろうね。ラストみんなで駆け抜けよう。
少しずつと言ったものの、思いが溢れてしまって長くなってしまいました。これでも抑えたほうなのでご容赦ください。
次のバトンは、加藤に渡します。
加藤との思い出といえば、”赤VOLVO”かな。私たちのわがままにより、航空公園23:00にレッカー車に連れていかれることになったこと、本当にごめんね。
あの伝説の”赤VOLVO”にもう乗れないということを最近知りとてもショックです。
あとは、なにやらなぞかけが得意だとかなんだとか。(?)
こんな雑すぎる私のフリにもいつもなんだかんだ言って対応してくれる優しさを持ち、みんなから愛されている加藤。そんな加藤がどんな日記リレーを書くのか楽しみです。
それではよろしく!


