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お知らせ日記リレー

【日記リレー2026 vol.17】「仁」〜佐藤仁一郎(4年/法学部政治学科/AT/#31/慶應義塾高等学校)〜

広洋からバトンを受け取りました、#31佐藤仁一郎です。

素敵な紹介をありがとう。
広洋はアーセの中でも特に早く仲良くなった同期の一人です。1年生の頃、学食で初めて話したときの「とんでもなくイケメンで個性的なやつ」という第一印象は今も全く変わっていません。
グラウンド内では海外選手顔負けのスーパープレーを連発し、グラウンド外では天才的な応援歌を誰よりも大きな声で歌ってくれる、慶應ラクロスになくてはならない仲間想いの漢です。
一見すると楽観的で明るい彼ですが、実は苦労人で人一倍感性が豊か。そのギャップこそが彼の魅力であり、みんなに愛される理由なのだと思います。

そんな彼の真面目な一面を見たい人は、ぜひ一対一でラクロスの話をしてみてください。

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僕は最高の人生を送っています。

素敵な家族や友人たちに囲まれ、慶應ラクロス、交換留学、U20日本代表、就職活動など、さまざまな挑戦をしてきました。
僕は昔から大きな目標を掲げることが好きです。周りから見れば無謀に思える挑戦でも、自分ならできると本気で信じて挑んできました。

その中で一つ学んだことがあります。

目標達成のためには「目標」を「使命」に変える必要がある。

この日記リレーでは僕と同じように大きな目標を掲げ、挑戦し続ける方々に向けて、これまでの人生で得たこの学びをお伝えしたいと思います。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

目標を使命に変える。

誰しも何かを成し遂げたいと思うことはあるはずです。例えば、交換留学合格、部活動日本一など。自分が成し遂げたいと思って掲げたこれらの目標は、最初は自分だけのものです。

しかし挑戦する過程で、その目標を応援し力を貸してくれる人がいる。そうして多くの人の想いを背負ったとき、目標は自分一人のものではなくなり、気づけば絶対に達成しなければならない「使命」に変わります。

この意識の変化が大きな目標の達成には不可欠であり、目標が使命に変わったとき、その達成に大きく近づくと僕は感じています。
なぜなら使命を持てさえすれば、あとは託された想いに応えるために迷わず努力するだけだからです。

もちろん努力が必ず報われるとは限りません。ただ、努力が実らず困難に直面したとき、自分だけの目標なら諦めたり変えたりすることができますが、誰かの想いを背負った使命はそう簡単には手放せません。

何があっても、その使命を果たすために努力し続ける。

人が生まれ持った才能にそこまで大きな差はないと思っています。だからこそ諦めない姿勢を持てるかどうかが重要であると実感しました。

こうした理由から、僕は目標を使命に変えることが目標達成への鍵だと考えています。

抽象的な説明はここまでにして、自分の経験を振り返ります。

僕が目標を使命に変えることの重要さを実感する瞬間の一つが、小学5年生から始め、今年で *12年目* になるラクロスをプレーしている時です。

仲間がつないでくれたボールを、自分が決める。こんなに使命を感じる瞬間はありません。

試合中、ゴール前でボールを受けるたび失敗を恐れてしまう瞬間があります。それでも恐怖に打ち勝ってゴールを決めることができるのは、ただ得点するという個人的な目標ではなく、託された期待に応えなければならないという使命になっているからです。
そして、こうして周りの人たちに支えられているのはプレー中だけではありません。

学生生活を振り返っても、僕はこれまで本当に沢山の失敗をし、そのたびに支えられてきました。

高校時代はラクロス部の主将を務めながら一勝もできずに引退。大学入学直後はBチームで散々言われ、気づけばCチーム。交換留学を目指して受けたTOEFLも最初はボロボロでした。
交換留学とU20日本代表選考会の日程が重なったときには絶望したことも覚えています。

思うように結果が出ず、周囲から厳しい言葉をいただくことも少なくありませんでした。
そんな中でも諦めず自分の可能性を信じ続けることができたのは、周りに支えてくれる人たちがいて、その目標が僕の使命になっていたからだと思います。

大学1年
Cチームにいた僕の面倒を見てくださった水上さん、道川さん。悩んでいたとき、岸とは毎日のように夜通し通話しながらゲームをして、いとーかとーとはカラオケにこもり、じぇいとは無限と改良湯に通いました。そんな何気ない時間が僕にとっては大切でした。

大学2年
留学を控え、リーグ戦にも出場できずモチベーションを保つのが難しい時期がありました。そんな中、素敵な先輩に囲まれ、大畠、てんま、しょーえい達とBチームでラクロスをする時間が本当に楽しかった。

イギリスへの交換留学中
渡英したばかりの僕を毎日のように遊びに誘ってくれたフラットメイトや友人たち。(Big respect, Reun!)
仕事があるにもかかわらず、毎回の練習で寮まで送り迎えをしてくれたチームメイト。(Cheers, Jamie and Nuneaton Lacrosse!)
英国で充実した留学生活を送れたのも、すべて彼らのおかげです。

大学3年
U20日本代表では途中から合流した決して上手とは言えない僕を、コーチやスタッフの方々をはじめチームのみんなが温かく迎えてくれました。力不足を実感した大会でしたが、素敵な方々に出会えて感謝しかありません。
たいが、ひろ、かんた、またAT会しよう。
就職活動では親身になって相談に乗ってくださった浅尾さんをはじめとする先輩方、本当にお世話になりました。

大学4年
そして今シーズン、僕はOFリーダーという立場になりました。
チームを引っ張らなければと思う場面は多いですが、気づけば才能あふれる同期や真面目な後輩に助けられてばかりです。特に縁の下の力持ちである類、怜音にはとても助けられています。

そして大学生活に限らず、僕がラクロスを始めるきっかけをくださった井川先生、普通部時代から僕の挑戦を応援してくださる佐々木さん、そしてずっと支えてくれる家族。
こうして振り返ると、僕がこれまで達成してきたことの一つひとつに必ず誰かの存在があります。

Two little mice fell in a bucket of cream.

僕の好きな映画のワンフレーズです。よかったら調べてみてください。
僕が二匹目のネズミでいられるのは、バケツの外で応援してくれている方々のおかげです。

仁。

ここまでは目標を使命に変えることの重要さをお話ししました。
では、どうすれば自分の目標を使命に変えることができるのでしょうか?

僕はその答えが「仁」にあると思っています。

自分の挑戦を支えてくれる人がいても、その人の気持ちに目を向けなければ目標はいつまでも自分だけのものです。
誰が自分のために時間を使い、誰が自分の可能性を信じてくれているのか。周りの人たちをよく見て、その想いに気づき感謝すること。そうして初めて、誰かの期待を自分の使命として背負うことができるのだと思います。

僕がこの考え方を学んだのは家族からです。

母は昔から僕が人から何かを借りたとき、どんなに小さなものでも返す際には必ずお菓子や小物などのお礼を用意してくれます。昔の僕は正直そこまでする必要があるのかと思っていました。でも今ではその意味が分かるようになりました。
誰かが自分のためにしてくれたことを当たり前だと思わず、感謝をその人を想った行動で示すこと。これを伝えたかったのだと思います。

また、僕自身が苦しいときには、家族がいつもそばにいて支えてくれました。思うような結果が出ないときも、変わらず僕の可能性を信じてくれた。そんな家族の姿から僕は人を想うことの大切さを学んできました。
特に、僕の挑戦を絶対に応援してくれる心優しい父。幼稚舎フラッグの頃にあなたが決めてくれた背番号31番で活躍することが恩返しになると勝手に思って、今もずっとつけています。

本当にいつもありがとう。

僕の名前には「仁」という漢字が入っています。

21年間この名前で生きてきて、今は卒業論文で「仁」を研究するほどですが、まだこの言葉の意味を完全には掴めていません。
それでも家族が僕に教えてくれた、人の想いに気づき、感謝し行動に移す姿勢こそが「仁」なのだと思っています。

人の想いに気づき、人を想う。その想いが自分の目標を使命に変えてくれる。

これが僕がこれまでの人生を通して学んだことです。

最後に、この学びを胸にこれから僕が大切にしていきたいことを書きたいと思います。

孔子の『論語』に好きな言葉があります。

「己欲立而立人、己欲達而達人」
自分が身を立てたいと思うなら人を立たせ、自分が成し遂げたいと思うなら人の挑戦を助ける。

僕は現状周りの人に助けてもらってばかりです。
これまで多くの人が僕の可能性を信じ、目標を使命に変えてくれました。だからこそ今度は僕が誰かの可能性を信じ、その挑戦を後押しできる人間になりたい。
自分だけでは飽き足らず、他人の幸せまで求めてしまう。そんな欲張りな人間でありたいと思います。

『アルケミスト』の主人公サンチャゴは何があっても夢を追い続けました。

僕も全力で夢を追い続けたい。
その過程で出会う人たちを大切にし、仁を以て目標を使命に変える。
そして託された想いに応えながら自らの使命を果たし、誰かの挑戦を後押しする。

そんな人間を目指して、これからも精進します。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

本文で長々と感謝を述べてしまったので、感謝コーナーは割愛させていただきます。

改めて僕に関わってくださったすべての方々に、心から感謝しています。

本当にありがとうございます。

慶應ラクロスのみんな、これから先の試合も僕が一番点を決めると思いますが、それもすべてみんなのおかげです。

最後まで一緒に戦いましょう。

次はマルチタスク系トレーナーの映です。

慶應ラクロスのほとんどの仕事はおそらく彼がやっています。TRとしてテーピングを巻いていると思ったら、ベンチでフライ管理をしていたり。ベンチインしていると思ったら審判をやっていたり。一体彼は何人いるのでしょうか。
そんな映とは普通部からの友人で、帰り道によく一緒に三田線に乗って駄弁っていたのを今でも覚えています。
TRの枠に収まらず、さまざまな経験をしてきた彼の文章が楽しみでなりません。

それでは、映よろしく!

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