関東FINAL4 法政大学戦

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10/15に行われた関東FINAL4の試合結果をご報告いたします。

ついに迎えたFINAL4、勝てば全学、負けたら引退の1発勝負。全日本選手権優勝を掲げる以上、勝ちがマストの本試合。試合当日に向け、かつてない緊張感の中、練習してきた日々、それぞれの想い、その全てを出し切り全国をかけた大舞台に挑みます。

FINAL4の相手は法政大学。破竹の勢いでシーズンを駆け抜ける間違いなく今季最強の相手であり、1勝2敗と負け越している因縁の相手。雪辱を果たす意味も込め、意地でも勝たなければならない一戦。ついにその火蓋が切って落とされます。

1Q

運命のフェイスオフ、見事に#63 村田が勝ち切るとオフェンスへ繋ぎます。拮抗する両校、互いに挨拶代わりとも言えるショットを撃ち合い、決戦が始まります。1つ1つのプレーに大歓声が上がる戦場FINAL4、最初に流れを掴んだのは慶應でした。開始7分、#51 石村から右横の#91 矢崎へスキップパスが通ると、神速のアンダーシュート。世代最強の呼び声高き相手ゴーリーの壁を打ち破り1-0、見事に先制点を獲得します。畳みかけたい慶應でしたが、早稲田、東大と列強を砕いてきた相手OFの猛攻に苦戦し、開始11分ほんの些細な隙を突かれ1-1、振り出しに戻されます。しかし第1Qはまだまだ終わりません、開始15分、相手のマンダウン中に、エース#3 藤岡から2年生ながらスタメンを張る#90 池田へ。相手ゴーリーとの高度な駆け引きを制し2-1。流れを掴むかと思われたものの終了間際に2分間のファールを取られ、どことなく不穏な空気で第1Qを終了します。

2Q

マンダウンで迎えた第2Q、新星#79 岩城が目を見張るスーパーセーブを連発し、ゴールを死守しますが開始3分、マンダウン解除と共に相手エースの見事なまくりシュートを浴び2-2、再度同点とされます。次の1点が大きく影響を与える本試合、勢いのある相手OFを前に、何度も想定、練習を重ねたゾーンDFで対抗しますが開始7分、遠距離から撃ち抜かれ2-3、逆転を許します。追いつきたい慶應でしたが組織OF、#3 藤岡、#96 中村らの1on1も抑え込まれ、糸口を掴めないまま開始11分、自陣ゴール目前のグラボに勝ち切れず失点。2-4と突き放され、主導権を握られたまま試合は折り返しを迎えました。

3Q

落ち着いて1点を返していきたい第3Q、我らが最強FO#63 村田が決死のプレーでOFにボールを預けると、開始2分#3 藤岡、#51 石村と繋いだボールを最後は#9 落合へ。託された彼の一振りは閃光のごとく、ゴール右上へ。完璧な軌道を描いたショットで3-4とし嫌な流れを断ち切ります。この両校の熱き戦いにベンチ、観客のボルテージは最高潮へ。慶應は得点後、相手の容赦ない攻撃に晒されますが、#66 増田、#14 松岡の決死の守備でピンチを凌ぎ切ります。しかし開始13分、僅かな綻びでした。マンダウン下、#92 浜地が好セーブを見せますが、こぼれ球を詰め寄られ3-5。再び突き放され、苦しい展開とされたところで、最終Qへと突入します。

4Q

2点を追う展開、泣いても笑っても最後の15分、全国をかけた最後の戦いが始まります。クリアライド、ショット、パス。すべてのプレーにおいて1つのミスも許されない緊迫した一線級の攻防が続きます。我慢の展開が続くも、#17 塩原らを中心に固い守りを築くと、試合が動いたのは開始9分でした。慶應OFのパスミスから生まれたブレイクを、#57 関根が異次元の技術でパスカットしそのままOFへ。#26 藤田、#3 藤岡と繋がり、最後は#90 池田へ。見事4-5とし全部員に希望の光を与え、残り6分。この次に試合が動いたのは開始12分の事でした。不運にもファールが重なり、マンダウン下に失点を喫し4-6。再び2点差を追い、相手OFに対しDF2枚でポゼッションを奪いに行くも、あえなく躱され2点を追加され、4-8とされると、無情にもフィールドに試合終了を告げる笛が鳴り響きました。

試合結果

1Q 2-1
2Q 0-3
3Q 1-1
4Q 1-3

よって慶應の敗北です。全国3連覇、そして目標の全日本選手権優勝「王座奪還」を目指し、ここまで戦ってきましたが、その歩みに終止符を打つ事となりました。この結果を受けAチームの4年生は引退となります。来季、失われた学生王者、日本一の称号を奪還すべく、4年生の無念を晴らすべく、今シーズンのスローガン”strive”の精神を忘れずに、より一層高みを目指し、全部員一丸となって精進して参ります。引き続き変わらぬご声援の程宜しくお願いいたします。