blog
日記リレー

【日記リレー2023 VOL.23】「学び」〜道川陽暉(4年/法学部政治学科/C/城北高等学校)〜

水野からバトンを受け取りました、Cチームオフェンスコーチの道川と申します。水野を知らない後輩は怖いイメージを持つかも知れませんが、実際はオフボールでバグる厚東のケツを66中にロングで叩くなど人思いなエピソードに限りはありません。後輩の信頼も厚く、リーグ戦でも活躍する水野のプレーに陰ながら期待しています。

僕は選手として何も成し遂げることもなくコーチに転向しました。深い話は説得力に欠けるので、普段僕が大事にしている考えを綴りたいと思います。仁太郎のパクりでは決してありません。多分僕の方が先に決めてました。どうでもいいですね、すみません。

改めて、僕が大事にしていること、それは自分が「納得して、かつ楽しめているか」を問うことです。何も生まれてからずっと意識していたわけではなく、部に所属した4年間を経て強烈に意識するようになりました。

PRIDEシーズン終盤、Bチームにギリギリ残っていた僕は、足の小指を骨折しながらも大丈夫だろうと思ってプレーをしていました。しかし、日に日に悪化し小指を踏まないようプレーをした結果、別の箇所を怪我してしまいリハビリ行きになりました。当然リハビリを楽しむことはできず、部活に行く日々が心底つまらなくて仕方がありませんでした。そして次第に壁当てや動画を見る回数が減り、同期と話しに行くかくらいのモチベーションで部活に行くようになりました。復帰後は、当然すぐにCチームに落とされました。来年のMDの序列を何度も見直し、部活を辞めようかとも思いました。僕と比べものにならない大怪我をしても這い上がってリーグ戦に出場する同期と比べると弱すぎますね。

恥ずかしながら、今思えばこれが自分の転機でした。Cチームは仏のような優しいコーチのもと伸び伸びとした雰囲気で練習をしており、当初は絶望しました。しかし、ここでアーセ解体以降はじめて、自分が中心となって試合に出る経験をし、この上なく楽しかったのを覚えています。選手の分際で試合中にタイムアウトを取って話したり、後輩にいろいろ教えていく毎日に心が躍りました。BCスクリメ勝利後、人事異動がなかったその日にコーチになることを決め、今に至りますが、選手たちにも恵まれ、部に所属した4年間ではじめて自分が納得して、かつ楽しめる毎日を送ることができています。選手が成長してBチームにいく時やチームが勝利した時だけでなく、試合に負けた後や苦しい時も、根っこには「納得して、かつ楽しんでいる」自分がいます。Cチームの皆には感謝しかないです。

あくまで他者からの評価は分かりませんが、自分が納得してかつ楽しめるからこそ、自分が能動的に動き、最大限のアウトプットを実現できると僕は考えます。選手であれ、あるいはスタッフ、コーチであれ、この姿こそが、ラストシーズンを前に何十回と問われる、「どう部に貢献するか」という自分の姿なのではないでしょうか。(組織に所属している以上自分軸だけではなく、他人軸も大事であることは前提です。)

今のCやアーセに所属する下級生は、是非トップチーム、そして日本一までの道のりを楽しむ覚悟を持って欲しいと切に思います。部活外にも選択肢が山ほどある中、皆が慶應ラクロスに所属する理由のどこかには、「日本一」に惹かれた部分があるはずです。苦しい時こそ、根底にある「納得して楽しんでいる自分」を思い出しましょう。残念ながらその先に見える景色は僕には分からないので、Aで活躍する同期の文章を楽しみにしていてください。

Cチームへ

皆に教えるよりもはるかに多くのことを教わりました。君たち1人1人は僕にとって年下の師匠です。そしてなにより、シーズンはじめと比べた皆の成長度合に驚かされています。楽しみつつ努力を怠らないPRIDEアーセ組。ポテンシャルに溢れたじん、けいし。もがきつつもチームを引っ張ってくれた翼、みろ。そしてBCを行き来した3年生。そんな素晴らしい選手一人一人に目を向けつつ、チーム全体を引っ張る学生コーチとしての活動はやりがいに溢れていました。ありがとう。
言わずもがな、本来の目標はこの先にあります。この中から1人でも多くの選手がリーグ戦で活躍する姿を楽しみにしています。頑張れ!

お世話になった方々へ

個性強めの同期。未熟な僕を助けてくれたオフェンス幹部、社会人コーチの方々。練習を成り立たせてくれるスタッフ陣。タメ語で仲良くしてくれる後輩達。背中を押してくれた両親、尊敬する兄。そして何より水上、ぐろ、Cチームの選手たち。ラストシーズン、大変多くの方々にお世話になりました。心から感謝しています。ありがとうございました。

次はBチームオフェンスをまとめ上げ、リーグ戦でも活躍する赤い悪魔こと森谷です。彼は将来飲食店を開くことが夢らしく、自分のやりたい道に突き進んでいる姿が尊敬に値しないでもないです。厚東や牛山が勝負デートで使えるように、内装だけは工夫して欲しいですね。じゃあ、森谷よろしく!

PARTNER

共に情熱を燃やしてくださるクラブパートナー様

OFFICIAL SNS

各種SNSでも最新情報を発信中