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日記リレー

【日記リレー2023 VOL.8】「目標と努力」~粉川仁志(4年/法学部法律学科/DMF/#24/浅野高等学校)~

厚東からバトンを受け取りました4年DMFの粉川です。
厚東は1年の時から外部練の移動で一緒になることが多く、同期の中でもかなり仲良い友達だと思ってます。彼は時にその言動からいじられることが多いですが、考えていることがかなり似通っているのでいじるよりも先に共感が勝ってしまい、欲望を正直に口に出せる厚東がほんとは羨ましいです。そんな彼はスノボを頑張ったり、パーマかけたりとモテるための努力を欠かさない人間なのでその貪欲さを見習わないとなーって常々感じてます。
今年からはアーセコーチに就任してサマーもウィンターも優勝に導いてくれるはずです。アーセの皆は厚東をいじるくらい積極的に絡んでどんどん仲を深めてください。

さて、日記リレーの時期がやって来ました。
日記リレーは先輩がどんな事を考えてラクロスに取り組んでいるのかを知れるものなので毎年先輩の日記を楽しみに過ごしてました。

自分が4年になったら先輩みたいに後輩に刺さる斬新なメッセージを書こうと思ってましたが、いざ書き始めると中々アイデアが浮かんでこないものですね

なので僕がこれまでの活動を通じて教訓にしている2つのことを伝えて同じような境遇の人、特にアーセに何か刺されば幸いです。

僕が意識してたことの一つ目は「目標は常に高く」です。
目標を高く設定することで自分に妥協せずに何事も突き詰めてやれると考えているからです。

目標を低く設定すればそれなりの努力でそれなりの結果である程度の満足感は得られますが、朝早く起きて練習で死ぬほど汗かいてジム行って追い込んでるのに勿体無い。どうせやるなら意識をちょっと変えて一つ一つのことにこだわった方が引退する時にその結果がどうであれ後悔することはないって思ってます。

僕の場合、入部当初の鍋島さんとの面談で目標を「全日で活躍する」に設定していました。そのために短期的、中期的、長期的に達成すべきことを設定してフィジカルやオフボールなど色々な角度からスキルアップを試してましたが、3年の夏までは目標に見合った努力をすることができておらず、周囲に圧倒されて全く思い通りに事が運ばなかったです。加えて1年の時から日本一に漠然とした憧れしか持っておらず、具体的な成長ルートを描けていなかったことも予定通りにいかなかった要因だと思います。

3年の夏のBCスクリメでCに落ちてからはAに上がるにはどうすればいいのか、全日で活躍するためにはどうしたらいいのか、悩みに悩んでDMF転向を決意しました。それが功を奏して奇跡的にAで頑張れてます。ロング続けたい気持ちは強かったですが、目標を達成することが第一優先だったので悔いはないです。要は途中経過がどうであれ、定めてた目標が達成できたら何でもいいんです。ただ設定する目標は高ければ高いほど難易度が高く、その分やりがいもあり、自分を導いてくれます。

今のアーセは全日を優勝した加賀さんがコーチに入ってくれてます。本当に恵まれてます。加賀さんに色んなことを相談して日本一へのビジョンを明確にしてからラクロスに取り組むことを強くオススメします。個人的にはどんな時も相談に乗ってくれる優しい加賀さんにいつかご飯に連れてってもらいたいです。お願いします。

次に、僕が意識してたことの2つ目は「言い訳せずやるしかない」です。
これは努力から目を背けて誘惑に逃げてしまうことが多い大学生活で体育会を続けていくなら一番大事なことだと思ってます。

何か自分に不都合なことがあると、育成環境・人事評価・バイト・勉強など色んなことに理由をつけて「今日は壁当ていいや」「あと1setスクワットできる時間あるけど疲れたからいいや」「あのコーチは塾高贔屓だからアーセ嫌いだし」「練習時間に差があるから上のチームと差が開いてしまうのもしょうがない」等々、言い訳や文句を言い出せばきりがないです。ただそんな状況でもAに上がって活躍している人はもちろんいる。では活躍している人とそうではない人の違いは何なのか。僕なりに考えた結果、それは「言い訳せずにやるべきことをやっているかどうか」でした。

3年の夏にCに落ちたようにロングとしては圧倒的なバリューを出すことができず、同期だけではなく後輩にも後れを取るような選手だった僕はなぜAチームに上がれないのか、入部当初に掲げた目標を達成できそうにもないこの状況を招いた要因はなにか、それまでのラクロス生活を振り返ることで答えを探すことにしました。

先程述べたこと以外に浮かび上がった課題は、言い訳ばかりして楽な方に逃げてしまうことが多いことでした。1年の時はコロナ、2年の時は怪我、3年の時は就活という風に言い訳を作っては逃げての繰り返しだった気がします。振り返ってみるともっと頑張れたことが多く、目標は高いのに行動が伴ってない、そんなラクロス生活を3年の夏まで過ごしてしまいました。

日本一を何度も獲得してる慶應ラクロス部に所属していれば自然と技術が身について自然とAに上がれるなんて甘い考えを持っていたことにも気づきました。おそらくこの甘えが多くの言い訳を生んでいたのだと思っています。

3年の夏にDMFに転向してからは何事も言い訳せずにやれることはやろうと決意して練習に取り組むようにしました。自分よりうまい人なら後輩であれ積極的に話を聞いてそのスキルを自分のものにしようと試み、前日の反省を生かして新しいことに挑戦するなど当たり前のことではあったけど出来てなかったことを意識的に取り組んでみました。そうするとCからAに引っ張り上げてもらい、短い期間だったけどAの実力を体感してラクロスをやっと楽しめるようになりました。

やはり、言い訳せずにやるべきことをやって努力を続ければどこかで誰かが評価をしてくれる。その努力がいつ実を結ぶかは分からないけど、やらないとスタート地点にも立てないことだけは確かだと思います。

長いこと書いてきましたが、3年の夏になってようやく大事なことに気付いた僕を反面教師にして、下のチームでもがいている選手は腐らずに努力を続けてほしいです。コーチ陣はしっかりと見てくれてます。

最後にお決まりですが、感謝を述べていきます。

まず同期へ。
1年の頃はコロナで交流が少ないこともあって仲が深まるのが遅かったですが、今では竹馬の友ぐらいに仲が良くなったと思いたいです。全日まで半年も残ってないですが、日本一になって最高の思いで終わろう。

スタッフへ
練習場所の手配から対戦校とのやり取り、備品の準備などスタッフがいなければ練習すらできません。他校に比べて圧倒的に優秀なスタッフが慶應ラクロスの根幹だと思ってます。ありがとう。特にTRには毎回の練習でテーピングをしてもらい、感謝してもしきれないです。

両親へ
好きなことを大学でもやらせてくれてありがとう。ほんとにありがとう。

さて、次の日記リレーは留学から帰ってきた齋藤です。齋藤はまじでいい奴です。こんないい奴出会ったことないです。1年の時から顔が大きいことで散々いじられてきた齋藤ですが、留学から帰ってきても顔が小さくなってないことになぜか懐かしさと安心感を覚えました。そんな齋藤がどんなことを書いてくれるのか楽しみで仕方ありません。

じゃあよろしく!

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