【日記リレー2022 vol.15】「評価」~齋藤侑輝(4年/法学部法律学科/AT/#30/慶應義塾高等学校)~
ウイングの座はこの人しかいません、慶應の頼れる何でも屋神津から回ってきました齋藤侑輝です。先日、彼は彼女とディズニーに行ったようなのですが、次の日の練習では余韻が残ってたようで、ジャンボリミッキーを踊っているという目撃情報が多数寄せられました。ちゃんと練習とプライベートは切り替えましょう。よろしくお願いします。
僕は法律学科に入ったはいいものの、法律の判例の文が難しすぎて、いつも友達に噛み砕いて説明してもらってるくらい日本語ができません。ごめんなさい。稚拙な文章となっておりますが、ご容赦ください。
「評価」、スポーツ、いや社会において、向上する全ての人々が一度は気にするであろうこの言葉。この部活においても、例外ではなく、「評価」に苦しめられる選手も少なくは無いのでしょうか。
自分も「評価」に苦しめられた1人でした。2020年あたりに導入された画期的な分析ツールのスプライザによって、ゴール数、決定率などの様々なデータが出されました。そこで自分は選手評価の大きな判断材料になるデータで自分の価値を確実にアピールできているつもりでした。しかし、気合を入れて臨んだはずの初戦の一橋との試合で自分はほぼ試合に出れず、出場できたのは最後の4Qのほんの少しだけ。そのときは出してもらえないことが悔しさを通り越して、怒りに変わっていました。その後もあまり試合には出れず、関東決勝では自分の役割が明確にあると考えていたエキマンでも外され自分の感情が悲しみ、怒り、様々な負の感情が混雑していたことを今でも鮮明に記憶しています。早稲田との緊迫した試合に勝ち、関東優勝という素晴らしい結果を残したOneシーズンでしたが、自分はチームに貢献できておらず、勝利を素直に喜べませんでした。負の感情しかないリーグ戦期間でしたが、好きな壁当て、筋トレ等がいい息抜きとなり、怠ることは決してしませんでした。それは、ラクロスが好きだったからだと思います。
しかし、今ではデータで明確な結果を出していたにもかかわらず、試合に出られなかった不当な評価という考えがなくなりました。それは慶應の攻撃の大部分を担うATとしてのスキルが抜け落ちていたからです。それに気づいたのが、2年後です。この経験から得た学びは自分が理不尽だと思っていたことが、客観的に見ると異なることがあるということ、自覚するのには一定の時間を要するということ。その時に僕は人事を言い訳に努力を放棄することをしなくて本当に良かったと思います。また、慶應のATとしてスキルが足りず、試合には使えない僕が2020年シーズンの全試合でベンチに入れたのは僕の葛藤が、努力が、Aチームの誰かが必ずみていてくれてたから。
伝えたいことはどんなに自分が不当な評価だと思っていても、努力の歩みだけは止めては行けません。その努力は慶應ラクロスの誰かが必ず見てくれていると僕は信じてます。また、あくまで不当な評価というのは自分が勝手に決めているものです。評価は決して自分が決めるものではなく、他人が決めるものであると思います。
最後に自分のラクロス生活において特にお世話になった方々に感謝を申し上げます。
まず初めに、自分は塾高で本当にラクロスを辞めるつもりでした。大学ラクロスの内部説明会の日にちさえも知りませんでした。そんな中、入谷が半強制的に連れていってくれたおかげで僕はいま慶應ラクロスにいます。本当にありがとう。
次に、僕のラクロスの根幹を作り上げたなかなおへ
君がいなかったら、僕は2年生でAチームどころか、4年生でも怪しかったと思います。本当に感謝してます。君がどんなにターンオーバーを作ろうとも、僕が全てのグラボ、ライドに関与して、できるだけオフェンスに持ってくる所存なので、強みの隙をつくプレーに迷いなんていりません。(パスを出す時間、タイミングだけはケアしてください。)
最後に僕の一番のファンでありながらも、7年間のラクロス観戦で知ったルールはボールをゴールに入れることだけの母親、武蔵戦のゴールを僕よりも見て、勝手に研究して、僕にこのゴールのどこが上手なのかを教えてくれる父親へ
僕はあなたたちが歩んで欲しかった人生を歩めませんでした。ごめんなさい。しかし、僕の選択した道が胸を張って正しいと言えるようになるまで愚直に努力していくつもりです。応援しててください、そしていつも感謝しております。
次は今年からTRになったゆうせいです。先日、ふとみたらテーピングを巻いていた気がします。早朝だったので、よく見えませんでしたが本当だったら凄すぎます。ということでゆうせいよろしく!