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日記リレー

【日記リレー2021 vol.7】「原動力」〜小笠原洋允(4年/法学部/AT/#39/慶應義塾高等学校)〜

同期の中で数少ない同じポジションの大槻から回ってきました、4年小笠原洋允です。
キャンパスを歩く彼の隣には、常に可愛い女の子がいたのを覚えています。同じ学部なのにこの差は何なのでしょうか。

日記リレーは、普段口に出せないことを書く場所だと勝手に思っているので自由に書かせていただきます。綺麗にまとまらずに、非常に読みづらい文章になっているかもしれませんが、ご容赦ください。

テーマは“原動力”です。
塾高組で伸び悩んでいる後輩たちには読んでほしいです。

〜〜〜
大学ラクロス部に所属する高校からラクロスを始めた塾高組には大きなルールが存在します。
それは「2年目が終了する時にBチーム以上にいなければ選手をやめなければならない」という内容。
このルールによってコーチに転向した先輩、同期を何人も見てきました。

これを踏まえ、自分には選手を辞めコーチに転向しようか本気で迷った時期があります。

転向を考えたのはこのルールが適用される時期と同じ、2年目が終わった時。
2年目終了時に自分はBチームにいた為、選手を辞めることを強いられた訳ではなかったけれど、本当にそれでいいのかと考えていました。

Bリーグ最終戦は代替わりを早くしたいからという理由で出場が辞退され、不完全燃焼のままBURNシーズンは終了。
新チームが始まり、いつの間にか後輩は上手くなっていてトップチームでプレーする姿を見ると、昨シーズンと同じチームに所属する自分が恥ずかしくてたまらなかった。
毎日の練習がつまらなくて、ただただ苦痛。特にさんしさんの「おがっちコーチやれよ」の一言が辛かったです。
そんな日々が続き、気づけば非常に安直で逃避的な選択肢が自分の中で、大きくなっていました。

選手を続けることに何の意味があるのか?
塾高組で3年目でもBにいる選手が一体チームに何をもたらすことができるのか?
コーチとして指導に徹した方がいいのでは?
チームのためになるのでは?
自分にそう信じ込ませようとしていました。

いつ幹部に話そうか考えていた時、たまたま兄と2人で話す機会があり
全て打ち明けてしまおう
そう思って全部話しました。

返ってきた言葉はコーチに転向するしない云々ではなく
「お前が選んだ道を応援している」
この一言でした。

この言葉にどれだけ救われたことか。

目の前のことから逃げようとしていることに気づかせてくれた。
自分に期待をして、応援してくれる人がいることに気づかせてくれた。

期待に応えたい気持ちが、自分の原動力となり、0からスタートだと思ってラクロスに向き合いました。

とりあえず壁当てに行くのではなく、今日はこうしようとか考えながら壁当てする。
筋トレも自分の長所が活かせるようなメニュー考えてやる。
ラクロスノートを作って毎日意識点と反省を書いて次の練習に繋ぐ。

当たり前のことだけど、馬鹿丁寧に。
下のチームにいても腐らなくなったし、毎日考えて練習していると上手くいくようになった。次第にBチームやチーム全体のことも考えられるようになった。
そしたらリーグ戦間近になって昇格することができました。いつもの壁で、田村に言われて人事に気づいた時は忘れられません。
FINALには出られず悔しくて泣いたけど、新たな目標ができた。
ラストシーズンが始まり最上級生になっても、他のAT陣に必死についていった。
そして現在、日本一のために何ができるかみんなと試行錯誤することができている。
〜〜〜

結局言いたいことは、自分の中のラクロスへの原動力を見つけて大切にするってことです。
自分は兄と話したことがきっかけで、原動力を見つけられたから、ずっと頑張れているのだと思います。

ラクロスが純粋に楽しい人
仲間と一緒にラクロスをしたい人
自分の成長を実感した人
頑張る人を支えたいと思う人
誰かの期待に応えたい人

人それぞれ、色んな原動力があると思う。途中で変わる時もあると思う。それでも、毎朝4時に起きて棒で叩かれる生活に、意味を持たせられる人は絶対に強いです。成長します。

コーチに転向するか迷って結局しなかったこと、自分でもダサいと思うし、どっちかはっきりしろって思います。
でも自分に嘘をついて逃げの選択肢を選ばなかったことは正解だったと思う。
色んな人に相談して迷惑かけてしまったことは謝ります。ごめんなさい。
迷惑かけた分、残された時間を死ぬ気で戦います。

塾高組の伸び悩んでいる後輩たちへ
塾高組に課せられたルールの本質は、慶應ラクロスの中核であれ、ということだと思います。
この自覚を忘れずに、どんな形であろうとチームのために何ができるか、日本一のために何が必要か、当事者となって考え抜いてほしい。そうすれば自然と自分がやらなければいけないことが見えてくると思う。迷ったら先輩同期後輩、コーチやスタッフなどに相談してみるのもいいでしょう。何かヒントが得られるかもしれません。

ちなみに自分の場合、痒いところに手が届く、そんな選手を目指しました。
ライドでボールダウンさせる、フライの管理、ベンチから声をかけ続ける、違うチームの練習に顔を出す、足痛くてもアフターで1on1付き合う、練習中のボールアップを率先してやる、グラウンドのゴミを拾う…
笑っちゃうくらい小さいことばっかりですね。

現状から逃げずに、自分にできることは何か考え続けること。これを大切にしてくれたらと思います。
メンタル雑魚の俺が1年半でここまで変われたから、下のチームにいて腐りそうになってる人もきっと大丈夫。応援しています。

最後に

不甲斐ない自分に厳しい声をかけ続けてくれた同期
常に目標であり続けてくれる兄
成長を見守ってくれた洋一さん
色々と気を使っていただいた先輩方
頼もしい後輩たち
支えてくれる家族

感謝してもしきれません。

チームの勝利に貢献して、必ず恩返しをすること。これが自分の原動力です。

長々と偉そうな文章に付き合っていただき、ありがとうございました。次の人にバトンをつなぎたいと思います。
高校時代はAT、現在はDMFとして、持ち前のパッションと筋肉を活かして活躍している岡本拓己くんです。
色々と噂が絶えない彼ですが、変なことを書くといじめられそうなのでやめておきます。
たくみよろしく!

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