【日記リレー2021 vol.19】「貢献」〜菅川直樹(4年/法学部/C/慶應義塾高等学校)〜

FIFAの戦友、清水から回ってきました。今季からゴーリーコーチを務めている菅川直樹です。
清水の正確無比に僕の体に飛ばしてくるランシューはいつもめちゃくちゃ痛かった。そんな彼も4年目にしてやっとゴールに向かって打てるようになったらしいので、リーグ戦での活躍も期待できると思います。

3年前、「日本一にかける想い」というテーマで一度日記リレーを書かせていただいたのですが、正直まじで何もなかったので適当に書いた記憶があります。そして3年経った今はどうなのかというと、やっぱり長文で書き表せるほど入り組んだ想いには至っていません。

ということでありきたりかもしれないですが、せっかくこのDevoteシーズン、コーチとしてやらせていただいたので、コーチになってから感じたことを書きたいと思います。

まずこの部に入るまで僕は、スポーツにおけるチームへの貢献とは「レギュラーとして活躍して、チームを勝利に導くこと」でしかないと定義していました。

高校の部活動でチームにおける存在価値が最後まで見出せなかったことが悔しくて、リベンジのつもりで入部したラクロス部でも、当たり前ですが1軍のレギュラーとして試合に出ることを目標に練習してきました。

しかし3年の夏に一度Cチームに落とされた時点で、選手としてこの部にもたらせるものはほとんどないと感じ、ONEシーズンが終わり次第コーチへと転向する決意を固めました。

コーチになってからはまず、選手時代は正直あまり見る余裕のなかったスタッフの存在がより鮮明に感じられるようになりました。

練習前からタイムスケジュールを細かくマネジメントし、文字通り練習を根底から支えてくれているマネージャー。
怪我の多いゴーリーたちをテーピングで守ってくれて、トレメニューを考えて欲しいと言えば素早くレスポンスを返してくれるトレーナー。
練習動画を上げるだけじゃなくて、セーブ率を信じられないくらい細かくデータ化してくれたAS。

めちゃくちゃ部のために働いてくれてんだなって正直に思いました。

そしてそれまで深く知る機会のなかった選手たちの尊敬できるところも、少しずつ見えてきました。

何も考えていないように見えて、メニュー間の集合で毎回積極的に反省を出し続ける選手。どのメニューでも手を抜かずグラボにより続ける選手。コーチ陣があまり確認しなくなってもラクロスノートを定期的に書き記している選手。

これは決してAチームの選手たちではなくて、皆Bチーム、Cチームにいる選手たちの話です。
そしてコーチ目線で見ると、チームにそういう小さな価値を創出できる存在が1人でも多くいるだけで、とても救われた気持ちになれます。

コーチになって今更気づいたのが、チームへの貢献とは決して「レギュラーとして活躍してチームを勝利に導くこと」だけではないということ。スタッフはそれぞれの役割を全力で全うすることでチームを支えてくれてるし、試合に出てない選手でも“姿勢”の部分でチームに十分貢献している選手は何人もいます。

コーチは決して、プレー面の成長だけを見ている訳ではないです。“姿勢”の部分はなかなか目に見える評価にはつながりづらいかもしれないけど、少なからずチームに良い影響をもたらしていて、またそれをコーチは確実に見ています。

今Bチーム、Cチームにいてモチベーションを落としていたり、惰性で練習場に来てしまっている選手たちの1人でも多くが、どんな小さなことでも自分は〇〇の部分で一番頑張るという何かを決めてくれれば、慶應ラクロス部はもっと強くなり、それが慶應ラクロス部への貢献に繋がるのかなと思いました。

もう十分書いたのですが、ゴーリー陣について少しだけ書かせてください。完全に内輪ネタだし、文体もかなり崩れるのでほとんどの方は読み飛ばしていただければ幸いです。

後輩ゴーリーたちは、こんな頼りない俺になんだかんだついてきてくれてありがとう。
君たちと一緒に成長できたこれまでの10ヶ月間はとても楽しかった。細かい感謝や言い残したことはまた別の機会に伝えるから、ごめんちょっと今回は無しで。笑

野上と凱章。
こいつらが同期だったせいで、僕は一度もAに上がることなく選手をやめることになりました。

1年の5月にゴーリーになることを決めた際、当時のアーセナルコーチたちに「凱章と野上を超えるのは相当厳しいぞ」と声をかけられたのを覚えている。

泥臭い努力を苦に思わない性格だったので、量をこなして死ぬ気で練習すれば追いつけるなんて当時は考えていた。
最大の誤算は彼らもまた、その泥臭い努力を苦に思わない性格だったこと。あんなうまいのに全然自主練をサボんない。どれだけ自分が成長しても、2人は常に突き放してきた。
まじで自分とは全く違う景色を見続けてラクロスをしてきたんだと思う。

気づけば2年生の頃からリーグ戦で活躍する2人を見て、なんでこんなヤバい奴らと同期になっちゃったんだろうと自分の不運を嘆き続けていた。

そしていつしか勝ちたいという気持ちが弱くなり、自分が試合に出て活躍するビジョンが全く思い浮かばなくなっていた頃に、選手をやめてコーチになった。

選手をやめてからいざ振り返ると、痛いのが大っ嫌いな自分がアザだらけになりながら矢上で何時間もシュー練するくらいラクロスに熱くなれたのは、どれだけ上手くなっても決して驕らず、弛まず、高い壁であり続けてくれた2人のおかげ。

そしてコーチになってからも、2人のラクロスへのストイックさには何度も助けられている。

こんなこと直接は死んでも言わないけれど、選手としてもコーチとしても、彼らは僕にとってずっと憧れの存在だし、こんな最高にかっけえ2人と同期になれたことは自分にとって一番の幸運だったんだと思う。

でもやっぱり勝ちたかった。今でも悔しい。
それでも今こうして気持ちを切り替えて頑張れてるのは、野上と凱章が日本一のゴーリーコンビだって本気で思ってるから。

4年目にして、立場は違えどやっと初めて同じ方向を向いて戦うことができている今、1日でも長くこの2人と戦いたい。そしてこの2人と一緒に、日本一を獲る景色が見たい。

先輩方の勝利にこんだけ貢献してきた2人が、自分たちの代で勝てないなんてありえない。

日本一のゴーリーが2人もいるこのチームが、日本一になれない訳がない。

だから最後まで一緒に戦って、日本一獲ろう。

深夜テンションでなんとか書き上げたので、次の人に回します。

次はアーセナルコーチの鈴木あきともです。
この代で一番のラクロス好きは誰だろうと考えると、真っ先にあきともの顔が浮かんできます。アーセLINEで毎日のように投稿される長文の指導文を見る限り、日記リレーではきっと10万文字くらい書いてるんじゃないかなと思います。乞うご期待。

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